もうけるヒケツ!株式と債券どっちがトクする?

ちわっす豊作なすびっす。

株式と債券って何がどう違うのか分かりにくいですよね〜。違いが分かんないからどっちに投資すればいいかも分からない・・・という方へ。今日は株式と債券の違いと、注目するポイントについてざっくり書きます。あとどっちがトクするかも少しだけ書きましょうか。

違いを理解するにはバランスシートから

はっきり言って一番違いが分かりづらい。けどバランスシートを勉強したらすぐに分かりました。ちなみにバランスシートは貸借対照表とも呼びます。

 

バランスシートは決算書の1つです。こんな感じ。

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株式と債券の理解のために、もんのすごい簡略化しています。左側が資産で「集めたお金と集めたお金で買ったもの」、右側の上が負債で「借金で集めたお金」、右側の下が純資産で「出資で集めたお金」です。

 

実際は会社の利益も純資産に含まれます。全身全霊で簡略化しているので、この図を鵜呑みにしないでくださいね。勉強したい方は自分で調べてください。ちなみに、左右の金額の合計が同じになるので、バランスシートと呼ばれます。

 

勘のいい方はすでにここでお気付きかもしれませんね。

 

違いはそのお金の位置付け

上のバランスシートでは、実は企業がお金を集める際のお金の位置付けが書いていましたね。「出資」か「借金」かです。

 

「出資」とは「資本を出す」と書くとおり、お金を差し出します。差し出したお金をもとに企業が利益を出したら、その利益を配分してもらう権利を得ます。端的にいうと株主になって、その会社のオーナーになるということですね。

 

あれ、株主?ということは、、、そうなんです。株式を購入するって、その企業に出資しているってことなんです。なので、株価の値上がり値下がりがあるし、利益の分配である配当金を受け取ることができるということなんですね。

 

ということは、もうさすがにお気付きですよね。もう一方の「借金」が債券ということになります。「借金」とは文字のとおり「お金を借りる」ことです。お金を借りたら、利息を含めて貸した人に返さなくてはいけません。その利息分が金利ということなんですね。金利の上げ下げによって債券の価格も上下します。

 

どっちがトクするの?

はっきり言いましょう。株式の方が得します

債券って「借りたお金返して利息分も払うね」という証明書です。100万円分の債券を買っても100万円しか返ってこないです。利息が2%なら年に2万円増えるだけです。債券の価格が上下するとはいえ、株式ほどではありません。

一方、株式って「出資してくれたから利益出たらお金分けるね」という証明書です。100万円出資した企業が利益を出したら、配当金をもらえます。今は大体3%の配当利回りなので3万円ですね。そしてなにより株式の価格は、利益が増えるにつれて上がります。上がり続けます。債券の比にはならないくらい上がります。圧倒的です。

もちろん株式にもリスクがつきものです。無知なまま手を出すと痛い目に会いますが、しっかり勉強したら間違いなく株式の方が得をするでしょう。みなさん、勉強しましょうね。

「投資はギャンブル」論争に決着を

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投資はギャンブルではない

結論から言おう。投資はギャンブルではない

 

しかし、「投資はギャンブルである」派からは主に2つの反論をもらうことが多い。

 

1つ目は「投資でとても損をした人の話を実際に聞いたことがある」「投資をして何千万円も損をしたことのある人の話をネットで見たことがある」という反論。実際に投資でギャンブルのように損をしたことのある人のことを見たり聞いたりしたことがあるからギャンブルと同じなのではないか、という論理だ。

 

2つ目は「元手から増えるのか減るのか分からないならギャンブルと一緒じゃないか」「損するリスクを背負うのであればギャンブルと同じじゃないか」という反論。確実に増やせる確証がないならギャンブルと同じなのではないか、という論理だ。

 

どちらもきちんと論破しようと思うとなかなか難しい強敵だが、論争決着に向けて完膚なきまでに論破したいと思う。

 

【論破①】帰納法的思考はあっぱれ。しかし例外には弱い。

まず1つ目の論理を論破したい。1つ目の論理は「実際に投資でギャンブルのように損をしたことのある人のことを見たり聞いたりしたことがあるからギャンブルと同じなのではないか」、という論理だ。

 

その帰納法的思考はあっぱれである。世の中の一般的な事象から普遍的な法則を見つけ出そうとする姿勢は賞賛に値する。

 

しかし、帰納法的論理は脆い。なぜなら例外を出された瞬間にジェンガのように音を立てて崩れ去っていくからだ。そう、実際に投資で得をした人、お金を増やした人の例を出したら論破されてしまう。

 

有名なのはウォーレン・バフェットだろう。

ウォーレン・バフェット - Wikipedia

 

彼はギャンブルで巨万の富を築き上げたのだろうか?

否、彼は投資によって巨万の富を築き上げ、世界に名を轟かせるほどの資産家になったのである。

 

【論破②】リスクを背負うのは同じ。だが期待値が違う。

2つ目の論理を論破したい。2つ目の論理は「確実に増やせる確証がないならギャンブルと同じなのではないか」、という論理だ。う〜む、ごもっともな反論である。

 

確かに「お金を減らすリスク」を背負うという点では投資もギャンブルも共通している。「投資をしたら必ずお金を増やすことができる!」とは、私も断言できない。

 

しかし、実は投資に独特なお金の増え方がギャンブルに見えているだけなのだ。投資はお金の増え方が貯金のように一次関数的に増えていくわけではない。

 

例を使って説明しよう。

 

まずギャンブルのお金の増え方。分かりやすいように単純なギャンブルを例にする。20万円でサイコロを振れる。1が出たら100万円、2~6が出たら0円というルールだ。

 

この時、お金を支払って時点でその人の所持金はマイナス20万円である。そして、サイコロの目が1だった場合はプラス80万円、2~6だった場合はマイナス20万円となる。

 

期待値は100万円×1/6+0×5/6=17万円となるため、このギャンブルを永遠に続けると17万円を獲得できる計算になる。6回に1回は100万円を獲得できるというわけだ。しかし、20万円を支払っているため17万円を獲得しても3万円損している。

 

このように、ギャンブルはお金を減らすリスクは同じだが、永遠に続けると絶対に損するようにできている違う言い方をするとギャンブルを主催している側が確実に儲かるようにできている。(ちなみに宝くじも同じやり方で儲けを出している。)

 

一方、投資のお金の増え方。確かに「お金を減らすリスク」を背負うが、期待値はプラスになる。(ただし、前提として時間とともにお金に関する知識とスキルを身に付けていけばの話。投資をしていれば期待値が単純にプラスになるというわけではない。)

 

私の例を話そう。初めての株式投資で運が良いことに30万円を元手に6万円を儲けた。しかし、その後36万円を元手に10万円を損した。悔しさから投資の知識とスキルを身につけたことで、その後26万円を元手に15万円を儲けた。

 

このように投資は一時的に損をすることはあるが、自分自身の知識とスキルを身に付けることで期待値を上げていくことができる。投資はお金を減らすリスクは同じだが、永遠に続けると自分次第でお金を儲け続けることができる

 

まとめ

⚫️投資でお金を損している人もいれば儲けている人もいる。投資で大損している人の話を聞いたからといって投資がギャンブルであるとはならない。

⚫️ギャンブルと投資はお金を減らすリスクは同じ。だが期待値が異なる。

⚫️ギャンブルは期待値が必ず損するように設定されるため、儲かるかどうかは運に任せるしかない。確実に儲けているのは主催者側。

⚫️投資は期待値を上げられるかどうかは自分次第。知識とスキルを身につけなければギャンブルと同じ。だがきちんと知識とスキルを身につければ期待値を上げることができる。

 

以上より、「投資はギャンブルであるVSではない」論争は「投資はギャンブルではない」の勝ちとする。(今「お前が勝ち負け決めるのかい」というツッコミをしてくれた人は、とても優しいね。ここまで読んでくれてありがとう。)

 

完膚なきまでに叩きのめしてやった。反論のある人はコメントしてね。

 

以上!

 

 

富士山頂の水はなぜ500円なのか?

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値段の決まり方

富士山頂に登った時、自動販売機の水が500円だった。私自身は「まぁここじゃそんなもんか」と思った。しかし、子供にとっては「どうして近くにあるコンビニの水は100円なのに、全く同じ水が500円なのだろうか?」と疑問に思うだろう。

 

そう、子供の感覚では同じ物が同じ値段であることが普通だと考える。しかし、実際には同じ物でも値段が異なる場合がある。今回は、値段の決まり方を子供に伝える方法を考えてみたい。

 

そもそも物の値段ってどう決まるの?

みなさんは需要と供給という言葉を聞いたことがあるだろうか?物の値段はこの2つの影響を受ける。簡単に言うと、需要は「買いたい人の数」、供給は「売りたい人の数」のことである。需要と供給の関係はかなり有名な話なので、ご存知の方も多いだろう。

需要と供給 - Wikipedia

 

需要曲線と供給曲線が重なった点が値段となる、とはよく言ったものだ。しかし、これを小学生や中学生の子供に伝えるとなると、とても難しい。需要や供給といった言葉の意味も理解するのが難しい上に、数学の知識が必要になるからだ。

子供に値段の決まり方を伝える方法は?

では、この需要と供給の感覚をどのように子供に伝えればいいのだろうか?私としては、難しい数学やら曲線やらの話を理解する必要はなく、感覚的に理解してもらえればいい。

 

なので、一例として富士山頂の水とコンビニの水を比較する、といったことを登山の後に子供と話してみる、というので十分かと思う。帰り道にコンビニに寄った時に、「富士山の水は500円だったけど、コンビニの水は100円だよ。同じ水なのに値段が違うのは変だと思わないか?」みたいなことを少し話すだけでもよい。

 

もちろん題材は水に限らず、身近な野菜や肉、魚、牛乳といった普段食べるものでも構わない。ただし、できれば同じ物なのに場所によって値段が異なるものを例にした方が分かりやすいので、その点は注意して題材を選んでいただきたい。

 

水に関して言えば、「水は生きていくために必要なものだから、普段は買う人も売る人もたくさんいる。買う人と売る人が100円なら買いたい・売りたいと思っているから、コンビニの水は100円なんだよ。だけど、富士山ではみんな水を買いたがるけど、売りたい人はそんなにいないんだ。運ぶのが大変だからね。すると、買いたい人が多くて水が足りなくなる。そのうち「高くてもいいから自分に売ってくれ」という人が現れて、富士山の水は500円になるんだよ。つまり、買いたい人と売りたい人の数が違えば、同じ物でも値段が違うんだよ。」と説明するでしょう。(少し長くなりましたが)

 

私たちが普段理解していることを子供に伝えることはとても難しいですが、大切なお金のルールや仕組みを伝えるために、上手な伝え方を徐々に身に付けたいと思う。

資本家と労働者について

資本家と労働者って何?

前回の記事では、お金の購買力を床屋さんを例にして説明した。お金の購買力とは、そのお金で何が買えるのか?、つまりお金の価値のことを指す。そして、物価が上昇する現在では、お金の購買力はどんどん低下していくことを書いた。

(前回の記事はこちら⇩)

hosakunasubi.hatenadiary.jp

 

今回は、資本主義の原則である資本家と労働者について書きたい。実は1870年頃に、資本主義の本質を見抜き、それを本に書いた人物がいた。それがカール・マルクスというおっさんだ。

カール・マルクス - Wikipedia

 

みなさんは世界史か経済の授業で「マルクス経済」あるいは「資本論」という言葉を聞いたことはないだろうか?多分聞いたことのある方が大半だろう。

 

資本論という本は資本主義の原則をつらつらと書き綴った大作である。が、とても分厚いため読みにくい。できれば要約している本や漫画を読むことをおすすめする。

 

その中で世の中には資本家と労働者がいる、と書かれている。現在もその構図は変わっていない。もし自分がどっちか分からない人は、どっちにいるかを理解した方が今後のためになる。そして、できれば資本家へなる努力をし始めるべきだと思っている。

 

資本家とは?

資本家とはその名のとおり、資本(=お金)を活用する人のことである。では、資本を何の目的で活用するのだろうか?

資本を所有し、それを使って労働者の雇用・企業の経営・貸し付けなどを行って利潤をあげる人。 

引用:大辞林

 辞書の最後に書いてある「利潤をあげる」というところがポイント。つまり、お金を増やすために自分の資本を活用する人のことを資本家と呼ぶ

 

労働者とは?

労働者とはその名のとおり、労働をする人のことである。

自己の労働力を他人に提供し、その対価によって生活する者。

引用:大辞林

辞書には資本論の説明のとおりに書いてある。「自己の労働力を他人に提供し」というところがポイント。つまり、自分の労働力を商品として誰かに売っているのである。その売り先は誰だろうか?

 

そう、資本家である。

 

資本家と労働者、どちらになりたい?

不思議なことに、資本家と労働者のどちらになりたいか?、と友達に尋ねると資本家になって楽してお金が入ってくるようになりたい、と答える人が多いのだが、実際は労働者としてあくせく働いているだけの人が大半である。もちろん、その生き方、あり方を否定する気は全くない。

 

しかし、問うてみたいのは、労働者としてあくせく働いていて本当に幸せなのか?自分を偽っていないのか?という点である。もしこの質問に対して違和感を少しでも感じた方は、資本家になるためにはどうすればいいのだろう?と考えてみることをおすすめする。

 

まとめると、世の中には資本家と労働者の2種類の人がいて、資本家は自分のお金を増やすために、労働者の労働力を商品として買い、売値として給料を支払っている。

お金の購買力について

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お金の購買力って何?

前回の記事では、お金のルールの中でも特に重要なフローとストックの種類について説明した。また、+のフローをもたらすストックを増やすことが大切だ、とも書いた。(前回の記事はこちら⇩)

hosakunasubi.hatenadiary.jp

 

今回からは、今までのお金のルールを理解した前提で、実際にどのようにお金が世の中を回っているのか、その仕組みについて書いていきたい。

 

そして今回は、仕組みの話に入る前にお金の購買力について書く。お金の購買力という考え方を理解していないと、お金そのものへの理解が浅くなってしまい、仕組みを理解しても「だから、何?」となってしまいかねないからだ。

 

お金の購買力を理解しやすいように、床屋さんについて考えていきたい。なお、お金の購買力とはお金の価値(物や商品を買う力)のことを指す。

 

昔の床屋さんと今の床屋さんの値段の違いは?

突然だが、昔の床屋さんの値段が分かる方はいるだろうか?高齢の方であれば、即答できるかもしれない。

 

1951年の床屋さんの1回の値段は95円だ。今ではとてもじゃないが考えられない。コンビニにあるポテトチップスでさえ100円前後なのに、それを下回る95円で髪を切れるなんてどういう時代だ?と思われた方は多いと思う。

 

一方、2017年の理髪店(美容院)の1回の値段はだいたい3000円くらいだ。もちろんピンキリであり、1000円カットもあれば、おしゃれな美容院だと5000円くらいのところもあるので、平均を取ってみた。

 

お金の購買力が低下している?

 

髪を切るというサービスを受けるのに必要なお金が、1951年は95円だったのに2017年は3000円ということは、1951年の95円と2017年の3000円は同じ購買力を持っていると言うことができる。

 

別の見方をすると、1951年の95円と2017年の95円を比較した時、2017年の95円の方が明らかに購買力が低下している、と言うこともできる。そう、このように物価が上昇すると、お金の購買力が低下してしまうのである。

 

将来のお金の購買力は?

現安倍政権が掲げている物価上昇率目標2%は、今よりも物価を引き上げて、日本銀行で増刷をし、日本全体で流通するお金の量を増加しようという政策だ。今後も物価の上昇が予想される中で、お金の購買力はどんどん低下していくと考えられる。

 

そうなると何が起こるだろうか?

 

例えば、現在100万円をタンスに入れて貯めている人をイメージしてみる。現時点で100万円の価値があるその1万円札100枚の束を、5年後に取り出したとしよう。さて、取り出した時点で100万円の価値があるその1万円札100枚の束は、5年前の100万円の価値と変わっていないだろうか?

 

否、5年前の100万円の価値よりも価値が確実に減っている。例えば、タンスに貯めていた5年間の間に物価が1%上昇したとすると、5年前には100万円で買えていたものが今は101万円を出さないと買えない、ということになる。タンス預金はお金の購買力が低下している現在、おすすめはしない。

 

まとめると、現在物価が上昇している中で、お金の購買力は低下している、ということだ。銀行の預金金利も0.01%くらいなので、物価が1%上昇したら、銀行に預けているお金の購買力は低下してしまう。

 

額面の値だけ見ていればいい時代ではなくなってきている。私もこの記事を書いていて、怖い時代に生きていることを実感し、背筋が寒くなっている。