富士山頂の水はなぜ500円なのか?

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値段の決まり方

富士山頂に登った時、自動販売機の水が500円だった。私自身は「まぁここじゃそんなもんか」と思った。しかし、子供にとっては「どうして近くにあるコンビニの水は100円なのに、全く同じ水が500円なのだろうか?」と疑問に思うだろう。

 

そう、子供の感覚では同じ物が同じ値段であることが普通だと考える。しかし、実際には同じ物でも値段が異なる場合がある。今回は、値段の決まり方を子供に伝える方法を考えてみたい。

 

そもそも物の値段ってどう決まるの?

みなさんは需要と供給という言葉を聞いたことがあるだろうか?物の値段はこの2つの影響を受ける。簡単に言うと、需要は「買いたい人の数」、供給は「売りたい人の数」のことである。需要と供給の関係はかなり有名な話なので、ご存知の方も多いだろう。

需要と供給 - Wikipedia

 

需要曲線と供給曲線が重なった点が値段となる、とはよく言ったものだ。しかし、これを小学生や中学生の子供に伝えるとなると、とても難しい。需要や供給といった言葉の意味も理解するのが難しい上に、数学の知識が必要になるからだ。

子供に値段の決まり方を伝える方法は?

では、この需要と供給の感覚をどのように子供に伝えればいいのだろうか?私としては、難しい数学やら曲線やらの話を理解する必要はなく、感覚的に理解してもらえればいい。

 

なので、一例として富士山頂の水とコンビニの水を比較する、といったことを登山の後に子供と話してみる、というので十分かと思う。帰り道にコンビニに寄った時に、「富士山の水は500円だったけど、コンビニの水は100円だよ。同じ水なのに値段が違うのは変だと思わないか?」みたいなことを少し話すだけでもよい。

 

もちろん題材は水に限らず、身近な野菜や肉、魚、牛乳といった普段食べるものでも構わない。ただし、できれば同じ物なのに場所によって値段が異なるものを例にした方が分かりやすいので、その点は注意して題材を選んでいただきたい。

 

水に関して言えば、「水は生きていくために必要なものだから、普段は買う人も売る人もたくさんいる。買う人と売る人が100円なら買いたい・売りたいと思っているから、コンビニの水は100円なんだよ。だけど、富士山ではみんな水を買いたがるけど、売りたい人はそんなにいないんだ。運ぶのが大変だからね。すると、買いたい人が多くて水が足りなくなる。そのうち「高くてもいいから自分に売ってくれ」という人が現れて、富士山の水は500円になるんだよ。つまり、買いたい人と売りたい人の数が違えば、同じ物でも値段が違うんだよ。」と説明するでしょう。(少し長くなりましたが)

 

私たちが普段理解していることを子供に伝えることはとても難しいですが、大切なお金のルールや仕組みを伝えるために、上手な伝え方を徐々に身に付けたいと思う。