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創業家株資産1,000億円が0円に:タカタ株式会社の上場廃止による悲劇

ちわっす豊作なすびっす。

 

先日大変衝撃的なニュースが流れてきましたね。大手エアバックメーカーのタカタが民事再生手続きに踏み切ったことで、タカタ株は上場廃止となり、その価値を失うことになりました。

 

気になるのは上場廃止による影響です。一体どのような影響があるのでしょうか?主には出資をしていた株主への影響があります。

 

そこでタカタ株の株主構成を見てみましょう。

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(2016年8月時点)

 

ここで疑問に思うのが、株数の過半数を保持しているTKJ株式会社とはどこの会社なのか?ということです。この会社の素性を知るには、タカタの歴史を知る必要があります。

 

タカタは2006年11月に東京証券取引所に上場をしました。この時、上場に備えて2004年、旧タカタを会社分割して分社化をしました。タカタの主要な事業はエアバッグ、シートベルト、チャイルドシートです。それらを製造する事業は、旧タカタの100%子会社であるタカタ事業企画が吸収合併して、社名をタカタに変更しました。旧タカタには不動産事業部門が残り、社名をTKJに変更しました。

 

整理すると、親会社であるTKJ株式会社は旧タカタであり、不動産事業部門(実態は高田一族の資産管理会社)のみが残ったということになります。子会社であるタカタ株式会社は主要事業を継承し、上場を果たしたということになります。

 

TKJ株式会社はタカタの筆頭株主であり、タカタ会長の重久氏、弟の弘久氏、母親の暁子氏が役員に名を連ねています。TKJ株式会社の役員およびタカタ株式会社の株主を見ると分かるとおり、同族経営を創業時から続けていたということになります。

 

最初に話を戻すと、上場廃止による影響は出資をしていた株主が受けます。その過半数が高田一族ということになります。

 

タカタ株式会社の株式発行済み株式総数が83,161,700株です。株価は上場すぐに5,000円に到達し、3,000円代で推移をしていました。3,000円で計算すると、時価総額は2,000億円にもなります。半分は創業家一族の資産になるので、1,000億円の株資産を持っていたことになります。

 

今回、上場廃止によってタカタ株の価値が0円になりました。「紙くず」も同然になってしまいました。創業家一族の持っていた株資産も0円となってしまいました。

 

タカタ株を保有していたその他の企業、個人にも影響があります。出資していた企業が経営破綻した場合は、出資額も何も返ってきません。出資はお金を貸しているわけではないのです。(株式と債券の違いはこちらから↓↓)

hosakunasubi.hatenadiary.jp

 

 

アメリカでのリコール問題から発展した今回のタカタ株式会社の上場廃止は、過去にエアバッグの世界シェア2位を誇っていただけに、とても衝撃的なニュースとなりました。

www.bloomberg.co.jp

 

あの時にリコール問題への対応を誤っていなければ、このようなことにはならなかったかもしれないですね。