バンガード社に"脈々と受け継がれる意思"が素敵で共感しました
Stay the Course "航路を守れ"
ジョン・ボーグル(バンガード創業者)
社名「バンガード」の由来は、フランス革命戦争における「ナイルの海戦」でネルソン提督が率いた旗艦名とのこと。
社員のこともクルー(船員)と呼んでおり、会社の理念も「Stay the Course "航路を守れ"」と船に例えられていました。
ブロガーミーティングに参加してきました♪
ブロガーミーティング&懇親会に初参加させていただきました♪
正直、今ではバンガード社に対して大変失礼な見方をしていた過去の自分を恥じています><
そのくらい、今回のブロガーミーティングは私にとって衝撃を受けました。
懇親会まで参加させていただきました!
— FPとさか (@FPtosaka) November 1, 2019
大変失礼ですが、バンガードさんへの印象が180°変わりました😌
創業者ジョン・ボーグルさんの受け継がれる強い意思、意思を脈々と受け継ぐために設計された仕組み、意志を込めた商品。
ただただすべてに共感しました。#バンガードブロガーミーティング
美味しいすき焼き弁当が出たことも衝撃でしたが(笑)、1番の衝撃はバンガード社に"脈々と受け継がれる意思"でした。
バンガード日本支社初訪問記念。
— FPとさか (@FPtosaka) November 1, 2019
すき焼き弁当とともに。
Stay the Course|| https://t.co/2tGcHRZkBM pic.twitter.com/LtGdIdbQeS
ブロガーミーティングの詳細
詳細については、青井ノボルさんの記事がわかりやすいので、ご紹介いたします。
【ブログ更新】
— 青井ノボル (@sindanindex) November 1, 2019
バンガードのブロガー交流会。
投資哲学や理念に触れ、唯一無二な存在だと感じました。
長期投資家にとって学ぶべき点ばかり。
そして共感するからこそ、期待もしたくなるのです。
思いのほか長文です!
バンガード主催の第3回ブロガー交流会に参加しました https://t.co/k2ZR4NYwog
ブロガーミーティングで印象に残っている3つのこと
今回のブロガーミーティングで印象に残っていることが3つあります。
「商品や価格ではなく、その背景にある投資哲学、大事にしていることも含めて、評価をしてほしい」という代表取締役のお言葉
バンガード・インベストメンツ・ジャパン小林賢代表取締役社長が冒頭挨拶にておっしゃっていた内容です。
株式や投資信託を選択するとき、私たち個人投資家はパフォーマンスやコストで商品を選択する機会が多いのは実感するところです。
私の場合、特に投資信託は、その商品を提供している会社の理念や投資哲学、大事にしていることを考慮することなく、商品そのものや価格だけを見て購入を判断しています。
投資を始めてから自然とやっていたことに対して健全な問いかけをしていただき、私自身の投資に対する考え方や選択の基準を深めるきっかけとなりそうです。
株主が第3者的に存在する会社はどうしても利益を出さなければいけない力学が働くが、バンガード社は株主がファンドの所有者であり、利益はファンドの所有者に還元される
実は勝手に資本主義の限界を感じており(笑)、その根本原因が「株主が利益成長を求め続けることと、顧客を最優先することが、構造的にトレードオフになること」だと思っています。
株主が求める利益成長を達成するために、本来は顧客を最優先する必要がある場面で、最も利益率の高い(≒顧客のためにならない)金融商品を提案する話を最近ニュースでよく聞きます。
これは資本主義における株式会社の構造上、仕方ないことだと感じながらも、違和感を感じていた部分でした。
しかし、今回のバンガード社の話をお聞きし、一筋の光が見えた気がします。
というのも、バンガード社は、バンガードのファンドに投資している投資家が、バンガードを所有している(≒株主となっている)構造になっているのです。(最初に聞いたときは「???」でした笑)
つまり、第3者的な株主がそもそもおらず、"ファンドの投資家(≒顧客)が株主である"と言えます。
投資家は低コスト化を望み、バンガード社はそれに応えるために利益の一部を株主還元(≒低コスト化)している、という構造です。
この構造は画期的であり、資本主義の限界を突破する1つの答えになるのではないかと思いました。
『全てのバンガード投資家のために』に最もこだわり、ファンドの所有構造から人事制度、ファンド所有者(≒株主)への還元としての低コスト化を徹底して設計している
所有構造だけでなく人事制度や商品設計すらも、「全てのバンガード投資家のために」にこだわっています。
例えば、人事制度では、「過去3年間でバンガード社の投資家にどれだけのリターンをもたらしたか」をメインに基準を定め、ボーナス支給するというパートナーシップ制度を導入しているそうです。
日本では、ようやく顧客の資産額の増加を営業目標に据えるかどうかの検討がなされていることを考えると、この人事制度の先進性がわかります。
低コスト化も、顧客層の裾野を広げたり、競合よりも低い価格にしたり、といったマーケティング戦略や価格戦略を目的としておらず、ファンド所有者(≒株主)への還元を目的としています。
この段階(≒会の最後くらい)で、小林賢代表取締役社長が冒頭でお話ししていた"バンガード社が大事にしていること"をようやく理解することができました。
バンガード創業者ジョン・ボーグルさんの意思が脈々と受け継がれている
バンガード創業者ジョン・ボーグルさんが2019年1月16日に亡くなられました。
あらためてこの場でお悔やみ申し上げます。
ただ、今回のお話を聞いて、ジョン・ボーグルさんの意思はバンガード社の中で脈々と受け継がれているのだなと感じました。
ジョン・ボーグルさんの意思に共感した者同士がバンガード社に集い、次世代へとその意思を受け継いでいくのだなと思うと、とても素敵なことをしている会社と思いました。
「こんな素敵な会社があるんだよ」ともっと世の中に広めたいと思ったのは私だけでしょうか。(いや、そんなことはないはずだ笑)
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