仮想通貨がキャズムを越えるために必要なものはなにか
まずニッチ市場から攻めるというアプローチをとらないでキャズムを越えようとするのは、たきつけを使わないで火をつけるようなものだ。
ジェフリー・ムーア 『キャズム』より
「キャズムを越えるためには、まずニッチ市場を攻略しなければいけない」ということですね。
キャズム越えはイノベーター理論のキーワード
キャズム越えを理解するのは、まずイノベーター理論を理解する必要があります。
よろしければ、こちらの記事をお読みください。
今回は、仮想通貨がキャズムを越えるために必要なものを考えるにあたり、通貨の価値の源泉を掘り下げてみたいと思います。
なぜ1万円札"諭吉"には価値があるのか
みなさんご存知、1万円札"諭吉"。
ただの紙切れに過ぎませんが、「あげる」と言われたら喜んでもらいますよね。
なぜ1万円札"諭吉"には価値があるのでしょうか?
正解は、政府がただの紙切れを"円"を日本の通貨として定めたからです。
世界中の人々が日本という国を信用しているから、その国の通貨である"円"にも価値があると思い込んでいるのです。
では仮想通貨の価値はどこから生まれるのか
仮想通貨は、実体のないデジタルな数字にしか過ぎません。
パソコンのWalletと呼ばれる財布の中に、「◯.◯◯BTC」と書いてあるだけです。
しかし、ビットコインの価格は上がったり下がったりしています。
なぜ価格が上がったり下がったりしているのでしょうか?
はたまた仮想通貨の価値はどこから生まれてくるのでしょうか?
通貨の価値は「信用」から生まれる
日本の通貨"円"の話をしたときに、「世界中の人々が日本という国を信用しているから、その国の通貨である"円"にも価値があると思い込んでいる」と言いました。
「日本という国を信用している」とは、「『日本という国がなくなることはまずない』と考えている」ということです。
仮想通貨も日本の通貨"円"と同じで、"信用"がキーワードになります。
仮想通貨を支えているのは"ブロックチェーン"という台帳技術です。
ブロックチェーンの特徴を一言で表すと、「みんなが使える、改ざんのできない台帳」と言うことができます。
仮想通貨の信用の源泉は、"ブロックチェーン"というテクノロジーなのです。
ブロックチェーンが広まると過疎通貨はキャズムを越える可能性がある
ということは、ブロックチェーンという台帳技術がインターネットのように世の中に広まることによって、仮想通貨の"信用"も上がると考えることができます。
仮想通貨がキャズムを越えるのは、そのときかもしれませんね。
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将来有望な仮想通貨を見極めるには、3つのポイントがあります。
仮想通貨は価格の乱高下が激しく、短期的に大きく下落する局面があります。
そのような時でも、心を乱さずに「長期的に保有する」ことが大切です。