不動産に投資する9つのリスクは「秋田深く日差す」で覚えよう!
リスクを取らないリスクほど経営者として恐ろしいものはないんだよねぇ。
投資漫画「インベスターZ」より
「リスクを取らないことがリスク」とはよく言われますが、「リスクを知らないことがリスク」は当たり前すぎてあまり言われませんよね。
ということで、不動産への投資をしている方や最近はじめた方へ、語呂合わせで覚えられる不動産に投資する9つのリスクをお伝えします。
「秋田深く日差す」
東北の「秋田」県、雪が積もり寒い時期なのに、「深く」「日」が「差す」。
おいしい空気を吸えそうな光景が浮かんできますね^^
さて、もう覚えられましたね??
それでは、ゴロ通りに9つのリスクを紹介していきましょう。
あ:空室(あきしつ)のリスク
貸している不動産が空室になると、当たり前ですが家賃収入がなくなりますよね。
ただ、借りている人は、退去日の1ヶ月前までに予告すれば退去可能なので、空室のリスクは避けて通れません。
対策としては、以下の6つの方法があります。
①優良な物件を購入する
②人気のあるエリアの物件を購入する
③物件の魅力を高める
④家賃を下げる
⑤所有する物件の数を増やす
⑥空室保証(サブリース)を利用する
き:金利が上がるリスク
銀行から借り入れたお金にかかる金利が上がると、不動産からの収入が少なくなります。(イールド・ギャップを参考にしてください)
対策としては、以下の3つの方法があります。
①金利の変動を見込んでシミュレーションする
②固定金利で銀行からお金を借りる
③投資するタイミングをはかる
た:滞納のリスク
人が住んでいるのに家賃が払われないことを滞納と言います。空室のリスクと同様、家賃収入がなくなります。
対策としては、以下の2つの方法があります。
①住む人の審査を厳しくする
②滞納保証を利用する
ふ:不良物件を買うリスク
不良物件を買うと、空室が増えたり、リフォーム費用がかさんだり、といったことが起きます。
物件の"よしあし"を見分けるために、知識をなるべく多く身に付けることが対策になります。
か:価格が下がるリスク
物件の価格は、築年数が経過するほど下がる傾向にあります。もちろん、需要が減ったり、供給が増えれば、さらに下がります。
対策としては、以下の2つの方法があります。
①価格が下がるリスクが低い物件を選ぶ
②物件の管理をきちんと行い、価格を維持する
く:国のリスク
国のリスクとは、政治・経済や社会問題に関連して起こるリスクです。
例えば、内乱や革命といった政治的な不安は、物件の価値を下げてしまいます。
国のリスクは予測ができないため、唯一、対策が立てられません。
ひ:人のリスク
1番厄介なのが、人のリスクです。
殺人や自殺、孤独死といった被害が大きなものから、騒音や悪臭といった住人のトラブル、ペット飼育の契約違反といったありがちなトラブルまで、さまざまなリスクが潜んでいます。
対策としては、以下の3つの方法があります。
①住む人の審査を厳しくする
②各種保証サービスを利用する
③オートロックや防犯カメラなどでセキュリティを強化する
さ:災害のリスク
地震・火事・津波などの災害が起きると、最悪の場合、物件が損壊してしまう可能性があります。
対策としては、以下の3つの方法があります。
①なるべく強度の高い物件を買う
※強度が高い順:鉄骨鉄筋コンクリート>鉄筋コンクリート>鉄骨造>木造
②損害保険に入る
③異なる地域の物件を買い、リスクを分散させる
す:すぐには売れないリスク
不動産は、「売りたい」と思った時にすぐには売れません。
不動産だけでなく、すぐに売りやすい株や債券にも投資を行うことが対策になります。
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もちろん、不動産への投資にもあてはまります。
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