利益確定をせずに含み益のまま運用をした方が嬉しい理由
税金が高いことは悪いニュースだが、
見逃されることの多い税金の影響を
最小限に抑える投資戦略がある。
これは、よいニュースだ。
ロバート・ジェフェリー
ロバート・アルノー
利益確定をせずに含み益のまま運用をした方が嬉しい理由は、高い税金が関係してきます。
利益を確定させたら、20%の税金が発生する
株式投資をしている人なら誰でもご存知のとおり、利益を確定させたら、日本株の場合は20%の税金が発生します。
「含み益は実際の利益ではないから、早めに利益を確定させた方がいい」と言う人がいるが、それは間違いだ。
— FP投資家とさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2018年10月14日
なぜなら、利益を確定させたら、20%の税金が発生するから。
そのまま含み益で持っていれば、複利で膨れ上がるのに、わざわざ税金を支払った後のお金でふたたび投資するのはもったいない。
それがいかに損なのかを理解するために、利益を確定せずに含み益のまま運用した場合を考えてみましょう。
利益を確定せずに運用をした場合
例えば、1年で10%増える株式に100万円を投資したとします(税率は20%)。
毎年利益を確定させて運用をした場合は、20年後は466万円となります。
一方で、利益を確定せずに含み益のまま運用をした場合は、20年後は672万円となります。
ほったらかしにするだけで、約1.4倍も違うのです。
長期間保有することが前提
しかし、利益確定をせずに含み益のまま運用をした方がいいのは、長期間保有が前提のときだけです。
短期間の売買で利益を得る場合は、値段がすぐに変わるため、含み益が出たらすぐに利益を確定させた方がいいでしょう。
一方で、長期間保有し続ける場合は、税金を考慮して、利益確定をせずに含み益のまま運用をした方がいいです。
自分の投資スタイルに合った形で変えられるといいですね。
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株式投資は、かならず右肩上がりと予測できるものだけに投資をしましょう。
何もわからずに投資したり、仕手株に投資をすることは禁物です。
株主優待のある株式を利用して、かならず利益を出す方法があります。
この方法は、優待確定日のあとに株価がかならず下がることを利用します。