【1分で読めるお金講座】vol.35 40-50代は"将来必要なお金"から"目標利回り"を算出しよう
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「40-50代は"将来必要なお金"の算出をおすすめします」というテーマです。
定年が視野に入ってきており、退職金や公的年金などの目処も付きつつある40代後半から50代前半の方は、将来、老後資金としていくら必要で、いくら欲しいのか、から逆算して目標金額と目標利回りを決める方法をおすすめします。
"将来必要なお金"を算出する式は以下のとおりです。
将来必要なお金 =
老後の生活費(毎月の生活費 × 12ヶ月 × 老後年数)
+ その他必要なお金(医療費、介護費用、住宅リフォーム代など)
- 給料や退職金、公的年金など入ってくるお金
- 準備済みの貯蓄
例えば、上の式から"将来必要なお金"が1,000万円だとわかったとします。
積立できる期間が15年、初期投資額が50万円と仮定し、毎月4万円ずつ積み立てられるなら、想定利回りは3.2%になります。
一方で、年率3%を想定して運用したいなら、月々の積立額は4万1,000円と試算できます。
"将来必要なお金"がわかったら、積立できる期間、初期投資額、毎月の積立額か希望年率をもとに、無理をせずに続けられそうと思える"目標利回り"を算出することが大事です。
まとめ
定年が視野に入ってきており、退職金や公的年金などの目処も付きつつある40代後半から50代前半の方は、将来、老後資金としていくら必要で、いくら欲しいのか、から逆算して目標金額と目標利回りを決める方法をおすすめする。
"将来必要なお金"がわかったら、積立できる期間、初期投資額、毎月の積立額か希望年率をもとに、無理をせずに続けられそうと思える"目標利回り"を算出することが大事。
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60歳以降は、資産を取り崩しながら資産寿命をより伸ばすことが重要になります。40-50代のうちに老後の暮らしをイメージしておくことが大事です。