株式投資は「得する喜び」よりも「損する恐怖」の方が上回る
人は損をするのが怖くて、そのために損をする
ロバート・キヨサキ
「損する恐怖」は、ときに人を不合理な判断へと導きます。
それは、「損する恐怖」が「得する喜び」よりも上回っているからなのです。
人が持つ「損」への敏感性
人は「損する恐怖」にとても敏感な性質を持っており、それは「得する喜び」よりもはるかに大きなものであると数学的に証明されています。
同じ金額を得たときの喜びよりも、同じ金額を失ったときの怖さの方がはるかに大きいのです。
人は、勝ったときの喜びに比べて、同じ大きさの負けをした方が、2倍から2.5倍重く考えてしまうことが数学的に証明されています。
— FP投資家とさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2018年10月27日
10,000円儲けたときの喜びの大きさよりも、10,000円損したときの悲しみの大きさの方が倍もあるのです。
そのくらい、人は「損」への恐怖を持っているのです。
「損する恐怖」に打ち勝つ方法
「損する恐怖」への敏感さに打ち勝つには、損する確率を算出する方法がおすすめです。
例えば、「1万円を失う確率が80%である場合」と「1万円を失う確率が20%である」では、明らかに後者の方が「損する恐怖」は軽くなります。
とても極端な話ですが、「損する確率が100%の場合」と「損する確率が0%の場合」では、「損する恐怖」は天と地の差があります。
このことから、損する確率を低めることで損する恐怖を軽減できることがわかります。
損する確率を低めるためには
損する確率を低めるためには、とても当たり前のことですが、得する確率を高めることが重要です。
得する確率を高める方法としては、今後の市場・業界の伸びなどの環境要因と、業績の伸びや投資ポートフォリオなどの企業要因を調べることをおすすめします。
これらの情報は、業界動向のサイトや各企業の決算資料にあるので、Googleで検索するだけで出てきます。
損する確率を低くして、「損する恐怖」に打ち勝てるようにしていきましょう。
関連記事です。
私が初めて株式投資をしたときのことを書いています。
今ではいい思い出です。
株式投資では、右肩上がりと予測できるものに投資をしましょう。