ウォーレン・バフェットの投資を再現するための「3原則」
自分の力で考えなかったら、投資では成功しない。
ウォーレン・バフェット
有名な投資家ウォーレン・バフェットは、自分の力で考えることの大切さをいたるところで説いています。
では、どのような軸で考えたら投資で成功する確率を高めることができるのでしょうか?
バフェットの投資を再現するための3原則
私は投資で成功する確率を高めるために、バフェットの投資を再現するための3原則を見つけました。
言葉にすると簡単ですが、それぞれ奥が深いため、1つ1つ解説していきます。
バフェットの投資を原則化すると、次の3つになる。
— FP投資家とさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2018年11月4日
・シンプルで理解しやすい事業であり、安定した事業実績と長期的に明るい見通しがある事業に投資する
・自己資本利益率を上げようと努力しており、利益率の高い企業に投資する
・事業の価値よりもはるかに安い金額で株を買えるときに投資する
シンプルで理解しやすい事業
ウォーレン・バフェットが買った銘柄を想像したら、とてもわかりやすいと思います。
例えば、コカ・コーラは何の事業をしているでしょうか?
答えは、水に砂糖を混ぜて、カラメル色素を加えた炭酸飲料水を販売する事業です。
とてもシンプルで理解しやすい事業であることがわかります。
しかも、原料は水と砂糖とカラメル色素と容れ物で、せいぜい50円くらいでしょう。
それを150円で売っても買う人がいることは、安定した事業実績と明るい見通しがあることを証明しています。
利益率の高い企業
さきほど挙げたコカ・コーラの利益率を計算してみましょう。
原価が50円で売値が150円の場合、利益は100円なので利益率は66%になります。
小売業の利益率が5%くらいであることを考慮すると、利益率66%は異常値と言えるほど高いことがわかります。
事業の価値よりも安い金額の株
事業の価値を算出するにはかなり複雑な計算が必要になるため、この記事では割愛しますが、ざっくり言うと「事業が将来にわたって生み出す利益の総額を適切な利率で割り戻す」ことを行います。
事業の価値よりも安い時価総額で株が売られている場合は、バーゲンセールが行われていると考えてください。
本来であれば事業の価値を算出することをおすすめしますが、私は簡便的にPER(1株あたり純利益)をみて割安かどうかを判断しています。
原則を理解したらトライ&エラーが大事
これらの3原則を理解した上で、まずはトライ&エラーを繰り返すことが大事です。
ウォーレン・バフェットの投資を再現するためには、私たちには経験が不足しています。
彼は小学生の頃から株式投資を始めており、社会人から始めた私たちとは十数年ほどの経験の差が存在するのです。
彼のように失敗を繰り返して失敗から多くのことを学び、成功に近づけいていければよいのではないでしょうか。
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株式投資は「損する恐怖」との闘いの連続です。
トライ&エラーを繰り返す中で、克服していく必要があります。