「株価」と「企業の利益」の関連の強さは期間が長くなれば長くなるほど強くなる
近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
ウォーレン・バフェット 伝説の投資家
「短期的な投資で儲けようとして、結局はお金と時間を失ってしまった」という方は多いのではないでしょうか。
短い期間だと、株価は何の気なしに上がったり下がったりします。
そのランダムな上下動に理性を失い、「儲けたい」「損したくない」という感情で動いてしまった結果、お金と時間を失うことになります。
そういった失敗談を持つ方に朗報です。
「株価」と「企業の利益」 の関連
「株価」と「企業の利益」の関連の強さは、期間の長さに比例します。
利益が上昇している企業の株価を保有していれば、10年以内には約60%の企業が上昇することが研究で実証されています。
株価と企業の利益の関連の強さは、期間が長くなれば長くなるほど強くなる。
— FP投資家とさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2018年11月4日
例えば、ある研究では、3年間で見ると、株価と企業の利益の相関度は0.13-0.36ほどだが、10年間で見ると、0.59-0.69となった。
つまり、利益が上昇している企業の株価を保有すれば、10年以内には約60%の株価が上昇する。
長期投資が大事な理由
利益が上昇している企業の株価を保有していても、3年間で株価が上昇するのは13%〜36%ほどしかないことがわかっています。
10銘柄を保有していても、2〜3銘柄しか株価は上昇しません。
一方で、10年間保有していれば、株価が上昇するのは59%〜69%であることがわかっています。
10銘柄を保有していれば、5〜6銘柄の株価が上昇します。
つまり、期間が長ければ長いほど、利益が出ている企業の株価は上昇しやすい傾向にある、ということです。
有望な株や投資信託は10年以上保有しよう
インデックス投資やバリュー投資を実践している方は、有望な株や投資信託を10年以上保有しましょう。
そうすれば、保有している株や投資信託の株価や基準価格が上昇しやすくなります。
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株や投資信託は、右肩上がりと予測できるものに投資をするのが鉄則です。
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