2019年10月現在、米国株式インデックスファンドが充実しています
大半の投資家は個別銘柄など選ぶ必要などないということを繰り返し申し上げておいたほうがいいだろう。
銘柄選びをしてみようという人のほとんどが、思っていたほどうまくできないことを悟らされる。
運のいい人は早くからそのことに気づいているが、運の悪い人は気づくまでに何年もかかる。
自分でうまく銘柄選びができるのは、ほんの数パーセントの投資家にすぎない。
もしかしたら、みんながインデックスファンドの力を借りるのが理想なのかもしれない。
ベンジャミン・グレアム
著名な投資家バフェット氏の師匠であり、『賢明な投資家』の著書、バリュー投資の父と呼ばれるベンジャミン・グレアム氏の言葉です。
彼が死去したのが1976年なので、それよりも前からインデックスファンドを勧めていたことには驚いてしまいました。
充実している米国株式インデックスファンド
2019年10月現在、米国インデックスファンドのラインナップが充実しています。
信託報酬率の低減合戦を繰り広げており、どこまで下がるのか、インデックス投資家としては興味深いところです。
私も今までは「楽天・全米株式インデックス・ファンド」だけを100%(毎日1,600円)積み立てていましたが、2019年10月からは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「eMAXIS Slim 米国株式」「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」も加えて25%ずつ(毎日400円ずつ)積み立てています。
今日は私が買っている米国インデックスファンドのご紹介です。
今まで「楽天・全米株式インデックス・ファンド」だけ100%で積み立ててましたが、これからは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「eMAXIS Slim 米国株式」「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」も加えて25%ずつ積み立てようと思います😌
— FPとさか (@FPtosaka) September 29, 2019
楽天・全米株式インデックス・ファンド
世界最大級の運用会社であり、インデックス・ファンドの世界シェアNo.1、世界で初めて個人投資家向けにインデックス・ファンドを提供し始めたバンガード社が、楽天投信と提携して作られた金融商品です。
2017年9月から提供され始めており、純資産総額は600億円に迫る勢いです。
楽天経済圏に定住していた私としては、親しみを持ちやすい商品でした。
ニッセイ外国株式インデックスファンド
根強い人気を誇るニッセイ外国株式インデックスファンドは、2013年12月から提供され始め、今では純資産総額が1,300億円もあります。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018では、堂々の2位にランクインしているほど、購入者から愛されている商品です。
eMAXIS Slim 米国株式
2018年7月から提供され始めた三菱UFJ国際投信のインデックスファンドです。
まだ生まれて間もない金融商品ですが、信託報酬率を限界まで下げるeMAXISシリーズの姿勢には投信ブロガーも脱帽です。
今では純資産総額が300億円と急激に人気が出てきています。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018では、圧巻の1位にランクインしており、その勢いを頼もしく感じます。
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」でご紹介したバンガード社が、ネット証券の重鎮であるSBI証券とタッグを組み、圧倒的な低コストのインデックスファンドを提供し始めました。
なぜこのタイミングでSBI証券とタッグを組んだのか、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」よりも低コストで提供できている理由は何か、聞いてみたいことは山ほどありますが、個人投資家にとっては大変ありがたいことです。
2019年9月から提供を開始しており、今後の動向に目が離せません。
個人投資家にとって充実している米国株式インデックスファンドは、提供している証券会社の立場からすると戦国時代の様相を呈しているのかもしれません。
今後の動向を見守りながら、永くインデックス投資を続けていきたいですね。
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50歳からインデックス投資を始めたいという方からご相談をいただきました。
あくまで私見ですが、FPとしての立場と投資家としての立場から回答させていただきました。