【1分で読めるお金講座】vol.23 老後資金の準備は"早めにコツコツ"が大事
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「老後資金の準備は"早めにコツコツ"が大事」というテーマです。
人生の3大支出のうち、教育資金と住宅資金はほぼ同じ時期(30代-40代)に必要であり、優先的に準備されるご家庭が多いのは当然です。
しかし、老後資金の準備が後回しになるケースも多いようです。
40代で教育資金のピークを過ぎ、残りの住宅ローンの返済目処も立った後、いざ老後資金を準備しようとしても手遅れ感があります。
そこで、細く長くというスタンスで、iDecoなどを活用した老後資金づくりに"早めに"着手し、"コツコツ"育てることが望まれます。
また、人生100年時代では、転職やリカレント教育(大学への再入学など)で収入が安定しない時期があることも考えられます。
そう考えると、60歳まで資金を引き出せないiDecoの利用には躊躇してしまいますが、収入が不安定な時期のための生活防衛資金(半年〜2年くらいの生活費)を確保しつつ、収入に応じて積立額を調整しながら老後資金づくりに着手することが大事です。
まとめ
教育資金と住宅資金の準備が優先され、老後資金の準備が後回しになるケースが多い。
40代で教育資金のピークを過ぎ、残りの住宅ローンの返済目処も立った後、いざ老後資金を準備しようとしても手遅れ感がある。
そこで、細く長くというスタンスで、iDecoなどを活用した老後資金づくりに"早めに"着手し、"コツコツ"育てることをおすすめ。
転職やリカレント教育(大学への再入学など)など、収入が不安定な時期のための生活防衛資金(半年〜2年くらいの生活費)を確保しつつ、収入に応じて積立額を調整しながら老後資金づくりに着手することが大事。
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