【1分で読めるお金講座】vol.27 20代こそリスク資産を保有するべき
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「20代こそリスク資産を保有するべき」というテーマです。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2018年)」(2人以上の世帯で金融資産保有世帯の場合)によると、20代のリスク資産の割合は18%しかありません。
vol.26 無リスク資産とリスク資産の保有割合にて、『資産を保有する際は、「90 - 年齢 = リスク資産割合」とすることをおすすめします』と書きました。
この公式に従うと、20歳の方は70%をリスク資産とするのが最適な資産割合と言えます。
しかし、現実と理想のリスク資産の割合では、50%以上もかけ離れているのです。
「将来のためにまずお金を貯めなくては」「もしもの時のために保険に入っておかなくては」と思う気持ちはわかりますが、20代からリスク資産を保有し、複利の力を得るためには、18%のリスク資産割合は低すぎます。
将来の収入もある程度確保できることが見えている年代である20代こそリスク資産を保有するべきです。
まとめ
実際の20代のリスク資産割合は18%しかありませんが、「90 - 年齢 = リスク資産割合」の公式に従うと、20歳の方は70%をリスク資産とするのが最適な資産割合と言える。
しかし、現実と理想のリスク資産の割合では、50%以上もかけ離れている。
20代からリスク資産を保有し、複利の力を得るためには、18%のリスク資産割合は低すぎる。
将来の収入もある程度確保できることが見えている年代である20代こそリスク資産を保有するべき。
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20代はかなりリスクを取った資産運用をおすすめします。
一方で、リスクの高低をいくら許容できるかは人により異なるため、参考程度に考えることもおすすめします。
20代で生命保険が必要かどうかを判断する目安を書いています。