【1分で読めるお金講座】vol.28 20代で知っておきたい公的年金制度の落とし穴
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「20代で知っておきたい公的年金制度の落とし穴」というテーマです。
公的年金制度には、マクロ経済スライドというそのときの社会情勢(現役人口の減少や平均寿命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みがあります。
「なら大丈夫だ」と安心するのは早いです。
なぜなら、マクロ経済スライドにより、給料や物価が増えても、年金支給額が同じくらい引き上げられるわけではないからです。
物価の上昇が続けば、年金支給額の実質的な価値は目減りしてしまいますし、運用利回りがゼロでは保有している金融資産の実質的な価値も目減りしてしまいます。
人生100年時代では、生きる期間が長くなる分、物価上昇の影響も大きくなる可能性があるため、物価上昇分をカバーする意味でも、なるべく長い間、運用しながら取り崩す必要性が高いのです。
特に今の20代は、これから70年〜80年生きるかもしれないので、できる限り早めに資産運用を始めることが大事です。
まとめ
マクロ経済スライドにより、給料や物価が増えても、年金支給額が同じくらい引き上げられるわけではない。
人生100年時代では、生きる期間が長くなる分、物価上昇の影響も大きくなる可能性があるため、物価上昇分をカバーする意味でも、なるべく長い間、運用しながら取り崩す必要性が高い。
特に今の20代は、これから70年〜80年生きるかもしれないので、できる限り早めに資産運用を始めることが大事。
関連記事です。
平均寿命が延びている今、資産寿命を延ばす方法を知ることはとても大切です。
老後資金の準備は、20代から始めることが理想的です。