FP投資家リーマンとさかの稼ぎ方改革

AFP×投資家×会社員×ブロガー×AIエンジニア | 副業・資産運用初心者の味方 | 2015年から資産運用開始→2020年1月不動産含む5,700万円の総資産を運用中 | #世直しFPの会 を運営 | 日本株投資&米国・全世界・新興国株式インデックス投資信託積立中 | 東大出身 | @FPtosaka_bot

【1分で読めるお金講座】vol.39 自身が許容できるリスクを見極める統計的考え方

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ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。

 

いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします

 

本日は、「自身が許容できるリスクを見極める統計的考え方」というテーマです。

 

統計学上、資産運用における上振れ・下振れの範囲は、

・「想定リターン±ブレ幅」に入る確率が68%

・「想定リターン±ブレ幅×2」に入る確率が95%

・「想定リターン±ブレ幅×3」に入る確率が98%

となります

※統計学上、ブレ幅は標準偏差を指す

 

例えば、想定リターン1%、ブレ幅(標準偏差)3%の投資信託に100万円を投資した場合、

・下値は98万円、上値は104万円の範囲に収まる可能性が68%

・下値は95万円、上値は107万円の範囲に収まる可能性が95%

・下値は92万年、上値は110万円の範囲に収まる可能性が98%

ということになります。

 

ちなみに、投資信託の標準偏差は、個別の投資信託の詳細情報に記載されています。

 

この投資信託でいうと、相場環境がいいときは110万円まで価格が上がり、10万円の利益を手に入れることができる可能性があり、一方で、相場環境が悪いときは92万円まで価格が下がり、8万円の損を被る可能性があります

 

8万円の損を被っても夜ぐっすり眠れる方であれば、許容できるリスクだと見極めることができるでしょう。

 

一方で、少しでも不安を感じ、睡眠に影響が出そうな場合は、リスクを抑えることをおすすめします。

 

まとめ

 

統計学上、資産運用における上振れ・下振れの範囲は、「想定リターン±ブレ幅」に入る確率が68%、「想定リターン±ブレ幅×2」に入る確率が95%、「想定リターン±ブレ幅×3」に入る確率が98%となる。

「想定リターン-ブレ幅×3」を計算し、夜ぐっすり眠れるかどうかで許容できるリスクを見極めよう。

 

関連記事です。

資産全体のリスクを減らすためには、無リスク資産の保有割合を増やすことが重要です。 

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夜ぐっすり眠れない状態は、自身の許容できるリスクを超えている状態です。

自身のリスク許容度を超えないように留意しましょう。

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