【1分で読めるお金講座】vol.51 勤務先のDC(企業確定拠出年金)はリスクを取った運用をするべき?
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「勤務先のDC(企業確定拠出年金)はリスクを取った運用をするべき?」というテーマです。
結論からお伝えすると、50代までは投資信託などでリスクを取った運用をするのが望ましいでしょう。
確定拠出年金の想定利回りは企業によって異なりますが、平均的には2%ほどであり、物価上昇率を同じくらいの率と言えます。
確定拠出年金を預金商品で運用すれば、物価上昇率よりも想定利回りが低くなり、資産が目減りしてしまいます。
例えば、毎月1万円を積み立てた場合、積立期間10年では年利1%で126万円、年利3%では140万円とあまり差がありませんが、積立期間30年では年利1%で419万円、年利3%では584万円と、期間が長くなるほど差が大きくなります。
運用益が多ければ多いほど、運用益非課税のメリットは大きくなるため、勤務先のDC(企業確定拠出年金)では、元本確保型の商品での運用はおすすめしません。
まとめ
運用益が多ければ多いほど、運用益非課税のメリットは大きくなるため、勤務先のDC(企業確定拠出年金)では、元本確保型の商品での運用はせず、50代までは投資信託などでリスクを取った運用をするのが望ましい。
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iDeCoやDCは、定年の2年前に運用状況を確認するだけで大丈夫です。それまではほったらかしにしておき、5年に1回くらいの頻度で 確認をすれば問題ないでしょう。
つみたてNISAとiDeCoは比較するべきものではなく、併用していいとこ取りをすることをおすすめします。