【1分で読めるお金講座】vol.57 個人年金保険をおすすめしないのはなぜ?
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「個人年金保険をおすすめしないのはなぜ?」というテーマです。
個人年金保険とは、一般的には60歳から65歳までを保険料の払込期間とし、契約時に定めた年齢から一定期間、または終身で年金が受け取れる貯蓄型の保険です。
払込期間中に加入者が死亡した場合には、払込保険料相当の死亡給付金が遺族に支払われます。
結論からお伝えすると、個人年金保険は、2020年2月現在のような超低金利下では有利な選択肢とは言えず、おすすめしません。
もちろん貯蓄が苦手な人でも保険なら続けられる、中途解約の心理的ハードルが高いため確実に老後資金づくりができる、などのメリットがあります。
しかし、資産運用の観点から見ると、合理的、効率的とは言えません。
なぜなら、保険料には保険や運用のためのコストが含まれており、支払った保険料全額が積み立てに回るわけではないためです。
この点を理解していない人も多いので、正しい知識を伝えていく必要があります。
まとめ
個人年金保険は、2020年2月現在のような超低金利下では有利な選択肢とは言えず、おすすめしない。
また、保険料には保険や運用のためのコストが含まれており、支払った保険料全額が積み立てに回るわけではないため、注意が必要。
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