【1分で読めるお金講座】vol.58 個人年金保険よりもiDeCoの方がお得?
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「個人年金保険よりもiDeCoの方がお得?」というテーマです。
結論からお伝えすると、個人年金保険よりも、iDeCoやつみたてNISAを活用して直接投資信託に分散投資する方が、よりシンプルな運用となり低コストなので、利益額が増えます。
保険料払込期間10年以上などの条件を満たすと「個人年金保険料控除」が受けられますが、所得税の控除額が最高4万円、住民税が2万8,000千円であり、iDeCoと比較すると規模が小さくなります。
現状が低金利なこともあり、インフレリスクにも対応しにくいことから、個人年金保険を運用先として積極的に選択する理由が見当たりません。
正直なことを申し上げますと、個人年金保険は時代遅れの金融商品となりかけています。
保険会社がしている運用方法を個人が真似できるようになった今、運用を保険会社に任せてコスト分の利益が減ってしまうことを考えると、自身で運用をした方がよいでしょう。
ただし、コストを払ってでも運用を保険会社に任せたい人はどうぞご自由にしてください。
まとめ
個人年金保険よりも、iDeCoやつみたてNISAを活用して直接投資信託に分散投資する方が、よりシンプルな運用となり低コストなので、利益額が増えてお得。
保険会社がしている運用方法を個人が真似できるようになった今、個人年金保険は時代遅れの金融商品となりかけており、個人年金保険を運用先として積極的に選択する理由が見当たらない。
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