【1分で読めるお金講座】vol.59 DCやiDeCoの投信積立に含み損がある場合どうすればいい?
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「DCやiDeCoの投信積立に含み損がある場合どうすればいい?」というテーマです。
結論からお伝えすると、DCやiDeCoの投信積立に含み損があっても60歳以下であれば気にしなくて問題ありません。
確かに含み損があれば、多くの方は不安を感じると思いますが、20-40歳くらいならまったく気にする必要はありません。
株式相場は10年ほどのサイクルで上がり下がりを繰り返していると言われています。
含み損のある状態が運用上限年齢である70歳まで続くことは非現実的なので、安心してください。
もちろん60歳の時点で含み損が出ている場合でも、70歳まで運用を続ければ途中で価格が回復し、含み益を得られる可能性は十分あります。
ただ、50歳以上の方で含み益が出ている場合は留意点があります。
運用益が非課税であるDCやiDeCoは、節税の観点からなるべく長く継続したいところですが、50歳以上の方で含み益が出ている場合は、投信の一部を少しずつ売却して預貯金などの流動資産に変えていくなど、利益確定を進めると安心です。
これは相場の下落に備えて、売却のタイミングを分散させながら、資産全体のリスクを少しずつ下げていくために行います。
投資経験が豊富な方やリスク許容度の高い方以外の方は、このように大きな損失を避けるように動くのがよいでしょう。
まとめ
DCやiDeCoの投信積立に含み損があっても60歳以下であれば気にしなくて問題ない。
ただ、50歳以上の方で含み益が出ている場合は、投信の一部を少しずつ売却して預貯金などの流動資産に変えていくなど、利益確定を進めると安心。
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