【1分で読めるお金講座】vol.68 国内大手金融機関のフィンテックサービス事情
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「国内大手金融機関のフィンテックサービス事情」というテーマです。
市場環境の悪化に伴い業績が低迷している国内金融機関においては、既存のビジネスモデルを脱却して新しい収益源を獲得する上でもフィンテックの活用が欠かせません。
2019年以降は、金融機関独自のキャッシュレス決済サービスが次々と誕生しましたが、先行する新規参入事業者のサービスと激しい競争を強いられています。
国内大手金融機関においては、既存の金融システムを刷新し、利用者の利便性を大きく向上させる取り組みを模索している段階です。
例えば、三菱UFJファイナンシャル・グループは、米国のAkamai Technologies社と合弁会社を設立し、ブロックチェーンを用いた新たな決済基盤を提供する準備を進めています。
みずほ銀行では、AIを活用しインターネットで審査が完結する中小企業向けの融資サービスを提供し始めています。
SMBC日興証券では、AI開発企業のHEROZ社と共同で最新の金融理論に基づく株式ポートフォリオの提案を一般の投資家に提供し始めています。
いずれもブロックチェーンやAIといった最新の技術を活用し、一般の利用者における金融サービスの利便性を大いに向上させる取り組みですね。
まとめ
市場環境の悪化に伴い業績が低迷している国内金融機関においては、既存のビジネスモデルを脱却して新しい収益源を獲得する上でもフィンテックの活用が欠かせない。
国内大手金融機関においては、既存の金融システムを刷新し、利用者の利便性を大きく向上させる取り組みを模索している段階。
ブロックチェーンやAIといった最新の技術を活用し、一般の利用者における金融サービスの利便性を大いに向上させる取り組みに挑戦し始めている。
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海外から日本へ進出するフィンテックサービスにも便利なものがあるので見逃せません。