FP投資家リーマンとさかの稼ぎ方改革

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【1分で読めるお金講座】vol.81 契約者にとって生命保険会社の成長は絶対ではない

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ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。

 

いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします

 

本日は、「契約者にとって生命保険各社の成長は絶対ではない」というテーマです。

 

経営環境の悪化に備えて、生命保険各社では様々な対策を講じ始めています

 

例えば、某大手生命保険会社では、これまで捕捉できなかった層をターゲットにするため、乗合代理店を買収したり、新規の会社を設立して代理店向けの商品を開発したり、という取り組みに力を入れています。

 

また、海外市場の成長を取り込むため、アジアや欧米に進出するのも、そのひとつです。

 

それらの動きについて、契約者はどう受け止めればいいのでしょうか?

 

株主にとってはともかく、契約者にとっては正直、生命保険会社の成長は絶対ではありません

 

経営リスクを抑えて、経営の健全性を保ってくれれば問題ありません。

 

これまでは、生命保険会社の破綻で保障がなくなることはありませんでしたが、貯蓄性が高い保険ほど保障が削減されました

 

2000年前後の日本における生命保険会社の破綻は世界でも例がない規模で、保障が削減された人も多かったそうです。

 

契約者にとっては、保障が削減されることがリスクになるので、そうならないための努力をしてほしいですよね

 

逆に契約者は、生命保険会社の格付け情報をチェックしたり、公表されている経営指標やニュースリリースをチェックしたりすることが大事です

 

そのほか、少しマニアックにはなりますが、ソルベンシーマージン比率や大手生命保険会社が公表しているEV(エンベディッ十・バリュー)などの専門的な指標も参考にするとよいでしょう。

 

まとめ

 

経営環境の悪化に備えて、生命保険各社では様々な対策を講じ始めている。

しかし、株主にとってはともかく、契約者にとっては正直、生命保険会社の成長は絶対ではなく、経営リスクを抑えて、経営の健全性を保ってくれれば問題ない。

これまでは、生命保険会社の破綻で保障がなくなることはなかったが、貯蓄性が高い保険ほど保障が削減されている。

 

契約者は、生命保険会社の格付け情報をチェックしたり、公表されている経営指標やニュースリリースをチェックしたりすることが大事。

 

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