【1分で読めるお金講座】vol.85 統計的に「平均年収」は真ん中ではないので注意が必要
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「統計的に「平均年収」は真ん中ではないので注意が必要」というテーマです。
国税庁の平成30年 民間給与実態統計調査によると、日本人の平均年収は441万円となっています。
もちろん男女や正規・非正規によってばらつきは生じます(※本当はよろしくないことですが、この記事ではその点には触れません)が、日本全体での平均年収となっています。
この金額、あなたは高いと感じますか?それとも低いと感じますか?
少なくとも、私は高いなと感じました。
というのも、統計的に「平均年収」は真ん中ではないからです。
統計的に真ん中は「中央年収」と呼ばれ、国税庁の平成30年 民間給与実態統計調査によると、300万円〜400万円の範囲にあることがわかっています。
なぜこのようなことが起こるかというと、平均年収は高年収な人に引っ張られており、中央値よりもかなり高く出てしまうためです。
他の調査では、平均以下の年収の人は70%ほどという結果があるほどです。
「平均年収」が増えても、それと同時に低収入世帯は増えているのです。
まとめ
国税庁の平成30年 民間給与実態統計調査によると、日本人の平均年収は441万円ですが、中央年収は300万円〜400万円の範囲にある。
統計的に「平均年収」は真ん中ではなく、平均年収は高年収な人に引っ張られており、中央値よりもかなり高く出てしまう。
他の調査では、平均以下の年収の人は70%ほどという結果があるほどであり、「平均年収」が増えても、それと同時に低収入世帯は増えている。
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