【1分で読めるお金講座】vol.86 ここ2~3年で損害保険会社の支払い保険金は増加している
ファイナンシャル・カウンセリング・ルームを運営しているFPとさかです。
いわゆる人生の3大費用と呼ばれる「子供の教育費」「住宅ローンの返済」「老後の生活費」に不安を感じている方向けに、"1分で読めるお金講座"というお役立ちマネー情報を提供いたします。
本日は、「ここ2~3年で損害保険会社の支払い保険金は増加している」というテーマです。
近年は大規模な自然災害が多発しており、損害保険会社の支払い保険金が増加していることは事実です。
特に2018年9月に大阪、京都、兵庫などを襲った台風21号や、東京、神奈川、静岡などで被害が出た台風24号などの影響が大きかったこともあり、2018年度の損保会社の自然災害(風水災)への支払い保険金は、前記2つの台風と7月の豪雨で1兆5,000億円を超えるほどでした。
※日本損害保険協会「過去の風水害等による高額支払い保険金事例」より
過去の自然災害による支払い保険金の増加を受けて、2018年6月には住宅総合保険の参考純率が平均で5.5%も引き上げられ、大手損保では2019年10月から火災保険料の改定を実施しています。
保険料の大幅な値上げは、契約者の家計への影響も大きいため、各社は経費削減によって保険料の引き上げをしないように努力をしているが、今後、火災保険料が引き上げられる可能性があることは念頭に入れておきましょう。
まとめ
近年は大規模な自然災害が多発しており、損害保険会社の支払い保険金が増加していることは事実。
保険料の大幅な値上げは契約者の家計への影響も大きいため、損保各社は経費削減によって保険料の引き上げをしないように努力をしているが、今後、火災保険料が引き上げられる可能性があることは念頭に入れておきたい。
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損害保険も人によって必要なor不要な保険が異なるので、自分で判断が難しい時は専門家であるFPへ相談をするようにしましょう。
「保険は不要」と叫ばれるようになって久しいですが、私は全員が全員不要とは思っていません。鵜呑みにせず、自分は本当に不要なのかを考えるようにしてください。