FP投資家リーマンとさかの稼ぎ方改革

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自分に合う生命保険を選ぶための3つの注意ポイント

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保険商品には高度なギャンブルのテクニックが潜んでいます。それが、「確率」です。高等数学を用いて不幸な事故の発生確率を計算します。

たとえば、死亡率を用いることで、特定の年齢の男性が死亡する確率を予測できるのです。同じように、確率論を用いて負けないゲームのルールをつくり、確実に儲けているのがカジノです。保険もカジノも、確率論を駆使して、胴元が損しない仕組みを作り上げているのです。

保険は、胴元が絶対稼げる「不幸の宝くじ」だ | だから日本人は保険で損をする | 東洋経済オンライン

生命保険ビジネスは、保険の加入者が「保険料」という名のカジノのチップを支払い続け、確率の低いあたりを待ち続けるようなものです。

私の個人的な意見では、⑴掛け捨て保険に入るか、⑵相続税控除をみすえて2000万円以下の貯蓄型保険に入るか、のどちらかを選択するべき、と考えています。

 

生命保険は人生で2番目に高い買い物

人生で1番目に高い買い物は、「新築マイホーム」だとみんなが口を揃えていいます。

しかし、「2番目に高い買い物は?」と聞くと、「新車」や「婚約指輪」といった答えが返ってくることが多いです。

実は、私たちが新築マイホームの次にお金をかけているのは生命保険なんです。

みなさんは意識をせずにお金をかけている、ということなのかもしれませんね。

 

生命保険にかける金額はいくらか 

 

男性の場合は、生涯で900万円くらいを生命保険に支払います。

結婚をしている場合は、1世帯あたりの総支払い額が1,000万円を超えるでしょう。

このことに気付いていない人は少なからずいらっしゃいます。

私は、人生で2番目に高い買い物だからこそ、自分に合う保険を選ぶことにこだわるべきだと思っています。

 

関連記事:"人生の6大費用"にかかる金額を知りたい方はこちら

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自分に合う生命保険を選ぶための3つの注意ポイント

では、自分に合う生命保険をどのように選べばよいのでしょうか?

選ぶ際の3つの注意ポイントをご紹介します。

 

会社名は漢字?ひらがな?カタカナ?

生命保険を選ぶ際には、保険会社によってあつかう商品が異なることを知っておきましょう。

生命保険なんてどの会社も同じだろう、という思い込みはとても危険です。

 

生命保険会社には、漢字系と呼ばれるところがあります。

日本生命や住友生命、明治安田生命など、社名が漢字で書かれる、日本に従来からある大手の会社のことです。

 

一方で、ひらがな系やカタカナ系の保険会社もあります。

アヒルで有名なアフラックや、プルデンシャル生命などの外資系です。

 

誤解を恐れずにはっきりいうと、漢字系の生命保険会社があつかう商品にはオススメできないものがあるので、注意が必要です。

 

全部のせラーメンにする?欲しいものだけのせる?

漢字系の生命保険会社の商品の代表例が定期保険特約付終身保険というものです。

保障が一生継続する終身保険を主契約として、定期保険特約や医療特約などさまざまな特約(オプションで追加している保障)をつけることができる、いわゆるワンパック型の保険商品です。

更新型の場合は、10年ごとに保険料がアップします。

 まさに「全部のせラーメン」のような商品ですが、本当にあなたにすべてが必要なのかどうかは検討しなければいけません

 

一方、ひらがな系やカタカナ系の生命保険会社には、医療保障や死亡保障だけに的を絞った商品が豊富に揃っています。

また、ライフネット生命や楽天生命などは、安さを重視したネット系の生命保険会社です。

 

商品の特性を知った上で、自分に適切な保険を考えれば、自分にふさわしい会社も自然に決まるでしょう。

 

保険ショップの店員説明は要注意?

ここ数年、急成長しているのが保険ショップです

大型のショッピングモールでよく見かけますよね。

来店したお客様を相手に生命保険を売る仕組みですが、なかでも数多くの保険会社の商品を扱う乗合い型ショップが人気を集めています

 「あなたにぴったりの保険を専門家が無料アドバイス」というキャッチフレーズで、ショッピングセンターの中に入っている店舗を見たことがある方もいるでしょう。

 

確かに品揃えが豊富で、様々な保険商品を平等にあつかっている点は魅力的であり、本当にこのとおりならば人気がでるのも当然です。

しかし、保険ショップという存在を無条件に信用するのはやめておいた方がいいです。

 

保険ショップは生命保険会社の販売代理店なので、各店舗が売上目標を持っています。

ですので、自分たちの売りたい保険商品へ誘導しようという傾向が強いのです。

 金融庁による保険代理店への規制強化の流れで、保険ショップはお客様に対して「なぜその保険商品を勧めたのか」というきちんとした理由を開示しなければいけなくなりました。

「最適な商品」をどのような経緯で選んだのか、これまで十分な説明をしてこなかったショップは、当然ですが軌道修正を余儀なくされています。

 

しかし、店員がする説明にウソや隠し事がないわけではありません。

そこを買う側が判断できなければ、結局相手の思惑通りになってしまい、自分が損を被ってしまうことになります。

 

最後は自分で決める

以上、自分に合う保険を選ぶための3つの注意ポイントをご紹介しました。

 

最終的には、自分に合う保険を選ぶための目利き力をつけて、自分で保険を決定する必要があります。

あくまで判断軸の参考として、3つの注意ポイントをみてください。

 

関連記事です。

保険は資産運用が目的ではありません。保険にしかできない役割があり、そちらの方が重要なのです。

保険を選ぶ、あるいは、保険を選び直そうとしている方は、こちらの記事をご一読ください。

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