FP投資家リーマンとさかの稼ぎ方改革

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「チームのことだけ、考えた。」を読んで、資本主義から価値主義へ移行する未来を想像した話

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「チームのことだけ、考えた。」

 サイボウズ代表取締役社長青野さん著「チームのことだけ、考えた。」を読みました。

 

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

 

 

サイボウズは働き方改革先進企業

 この本には、株式会社サイボウズが今に至るまでの物語がわかりやすく描かれている。

 

 関心が湧き、色々と調べたら、過去に創ったワークスライルドラマを見つけた。これが私の胸を打った。

 3分半の2つの動画は、共働き夫婦が仕事に育児に家事に追われる状況を妻の立場と夫の立場で描いている

 それぞれの心情がリアルに伝わってきた。ぜひ見てほしい。

 

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 世の中の働き方を本気で変えようとしている情熱をひしひしと感じる

 

売上や利益の拡大競争はしない

 働き方改革の先進企業でありながら、売上や利益の考え方も先進的だと感じた。

多様性を重んじるサイボウズは、世の中の一般的な業績の考え方とは距離を置こうとしている。やはり、自分たちの理想の実現に集中しよう。我々の理想を実現するために資本主義の仕組みを使うのであって、資本主義の仕組みに使われないようにしたい。とりあえず、売上と利益の拡大競争からは降りることにした。ただし、理想を追求し続けるために、業績をマネジメントする能力を高めておきたい。それが今の私の考えだ。

「チームのことだけ、考えた。」(P241)から引用

 

 「理想>>>売上や利益」という優先順位をはっきりと明示して、株主にも理解を得ているそうだ。

 

資本主義から価値主義へ

 サイボウズは価値主義に近い先進的な経営をしている、と感じる

 

 多くの人がお金の価値の限界に気付き始めている中で、価値主義経営は将来の主流になっていくだろうことが予想される

 

 いくら売上を増やそうが利益を増やそうが、従業員に価値を還元しなかったらどんどん人が流出していく時代になる。

 時代は資本主義から価値主義へ移行しており、サイボウズはその未来の先駆けになるのではないか、と思っている。

 まさか価値主義が世の中の主流になる前に、実践する東証一部上場企業が現れるとは思ってもいなかった。

 

まとめ

 「お金があっても幸せになれない」ことに気が付いた人は、「自分が価値を感じるもの」を欲し始めている

 会社の採用も、年収を求める人は減っていき、自分がやりたい働き方を求める人がどんどん増えていくだろう。

 この本を読んで、そんな未来を想像してみた。

 

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

 

 

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