『投資家が「お金」よりも大切にしていること』のレビュー:「人生でいちばん大切なカネの話をしよう」
私はお金が大好きです。
今の私のセリフを聞いて顔をしかめたあなたは、
お金のことを何も知らないのでしょう。
お金を知り、お金を好きになれば、
人生も世の中も、最高にカラフルに輝き出すのです。
レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 藤野英人
『投資家が「お金」よりも大切にしていること』より
私もお金が大好きです。お金について勉強を続けた結果、お金そのものだけでなく、お金のやり取りの意味もだんだんとわかってきました。
私がお金の勉強を始めたきっかけを知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
今回は、人生でいちばん大切なカネの話をしましょう。
コンビニでペットボトルに支払った150円の行方
さて、いきなりですが問題です。
この前あなたがコンビニのペットボトルに支払った150円は、コンビニのレジに収まったあと、どこにいくでしょうか?
さまざまな答えが出てきたのではないかと思います。
「飲料水メーカーの売上」「ペットボトル製作会社の売上」「配送業者の売上」など、そのどれもが正解です。
ここで言いたいことは、普段私たちがなにげなく支払っているお金のその先には無限の世界が広がっている、ということです。
投資家とは、お金の裏側を想像できる人のこと
私には、会社がひとつの生命体に見えるし、株券や紙幣がただの紙切れにはどうしても見えない。
その裏に、多くの人の努力と忍耐、勇気と挑戦、汗と涙、希望と歓喜、怒りと哀しみ、賞賛と嫉妬があることを知っているからです。
私は、「お金のその先には無限の世界が広がっている」ということに気づいたとき、経済の奥深さに感動さえしました。
なぜなら、お金の裏側にはかならず「人」がいるからです。
株式会社◯◯の株価が2倍に増える裏側には、売上を伸ばすための戦略を描いた経営陣がいて、その戦略を動かすために現場で指揮をとるマネジャーがいて、現場で汗を流すメンバーがいるのです。
投資家とは、お金や、仕事や、会社や、社会のことを、奥行きのあるものとして見ることができる人のことを言うのではないでしょうか。
私はどう考えています。
ペットボトルの150円の背後には、目の眩むような明るい世界が開けているのです。
お金の先にある無限の世界を想像したら、わくわくしてきますね。
さて、ここまでお金について考えてきましたが、題名にもなっている「お金よりも大切なもの」とはいったい何なのか...。
気になる方はぜひ手にとってお読みください。
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『金持ち父さん貧乏父さん』は、お金について勉強したい方に一番おすすめの本です。
私は、お金に対する考え方が180度ひっくり返るような衝撃を味わいました。
「人生でいちばん大切なのはおカネだ」という考え方もあれば、「たかがカネだ」という考え方もあります。