『10年後の仕事図鑑』のレビュー:「好きなことに没頭して生きよう」
僕は、未来のことを考えるのが嫌いだ。
未来に怯えるくらいなら、今を懸命に生きることが大事だと思っている。
本書は、皆さんが激動の時代を力強く生きていってほしいとの願いを込めて、盟友落合陽一君とともに筆をとった。
堀江貴文『10年後の仕事図鑑』より
誰だって幸せな人生を送りたいはず。
だから、この本を手にとった皆さんが未来に悲観するのではなく、変わりゆく現在に思いを馳せるように心持ちが変化してくれればと思う。
落合陽一『10年後の仕事図鑑』より
「今を懸命に生きる」ことが自分にとっての幸せにつながることを再認識した本でした。「好きなことに没頭する」ことこそが「今を懸命に生きる」ことに他なりません。
10年後の仕事図鑑を読了
— FPとさか@稼ぎ方改革(Earn-Style Reforms) (@tosaka_ESRFP) 2018年4月20日
2人の言葉が胸に沁みました。AI搭載ロボットに代替されない生き方がしたいなぁと再認識。自分が興味のあることにひたすら突っ走っていきたい。
ホリエモン「今を生きろ」
落合陽一「ポジションを取れ」#10年後の仕事図鑑pic.twitter.com/fYhIzQIsBd
AIとロボットで仕事がなくなる!?
AIに手が生えたとき、人間の単純労働は激減する
『10年後の仕事図鑑』より
現在のAIは、「人間の目と耳を代替する機能を持っている」に過ぎないとされています。
画像を読み込んで誰かを認識する機能(画像認証)や音をテキスト化して認識する機能(音声認証)がその例です。
将来的に、AIが手を使えるようになると、料理の盛りつけなどの細かい作業が可能になるでしょう。
なくなる仕事・変わる仕事
弁護士や会計士、税理士、社労士など、ルールが明確に決まっており、過去の判例をもとに結論を出している仕事については、AIの得意分野になります。
「知的労働」がAIに置き換わっていくとイメージしてもらえればわかりやすいですね。
オックスフォード大学でも、あと10年でなくなるとされている仕事が発表されています。
生まれる仕事・伸びる仕事
なくなる仕事があれば、逆に伸びていく仕事もあります。
AIが不得意とする「感情労働」は、今後伸びていくとされています。
「共感」「感動」「歓喜」を生み出すエンターテインメント業は、AIでは代替することができません。
その意味では、現地のきれいな景色を案内する「観光業」やおもしろい動画を見てもらう「ショービジネス」が伸びていくでしょう。
ピュアな情熱に導かれた"自分の人生"を生きる
未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ
堀江貴文『10年後の仕事図鑑』より
「感情労働」でもっとも大切なのは、自分の「好き」を仕事にすることです。
人は好きなことに対してものすごい熱量を持って取り組むことができますし、好きなことに取り組んでいれば、喜んでくれる人がかならず現れてきます。
私もお金のことが大好きで投資や副業について発信していますが、発信を続けているうちに「役に立ちました!」とか「ためになる情報をありがとうございます!」と言われるようになりました。
「好き」というピュアな情熱に導かれるままに"自分の人生"を生きることが大切ですね。
10年後に自分の仕事があるのか心配な方は、読むことをおすすめします。
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『10年後の仕事図鑑』の著者である落合陽一さんは「ワークアズライフ」という言葉を使っています。
どのような意味か知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
サイボウズ社長の青野さん著「会社というモンスターが僕たちを不幸にしているかもしれない。」という本のレビューです。
「会社のせいで自分が不幸になっている」と感じている方には、ぜひ読んでいただきたい本です。