お金は「物の価値を可視化したもの」であり「物と物を交換するためのツール」にすぎない
お金は持たなくても俺、信用があるから大丈夫ですよ。
タモリ(森田一義)
「笑っていいとも!」の司会で有名なタモリさんの言葉です。狙っているかはわかりませんが、お金の正体をズバリ言い当てていますね。
お金は「不便さ」が生みだした便利なツール
物々交換が主流だった昔は、自分が欲しい物を相手が持っていても、相手が欲しい物を自分が持っていなければ、自分が欲しい物を手に入れることができませんでした。
とても不便な時代ですね。
その「不便さ」を解消するために生み出されたのが「お金」というツールです。
昔は自分が欲しい物と相手が欲しい物を交換していた。が、相手が欲しい物がないと、自分が欲しい物が手に入らない。そんな状況が人に知恵をもたらした。物の価値を可視化し、価値があると全員が思い込める物を媒介すればいいんだと。そうしてできた物が「お金」だった。
— Tosaka Naoya@稼ぎ方改革推進/FP取得中 (@TosakaNaoya) 2018年4月9日
お金は「物の価値を可視化したもの」
どうやって「不便さ」を解消したかというと、物の価値を可視化することにしたのです。
今のように、「鉛筆1本100円」といった感じですね。当時は、「野菜1つ貝殻10個」とかだったのでしょうか(あくまで想像です)。
しかし、物の価値を可視化しただけでは、お金が広まることはありません。
「お金に価値がある」と全員が思い込むことで、初めてお金が広まっていきました。
つまり、「お金」は、①物の価値を可視化している、②価値があると全員が思い込んでいる、という特徴がある。「お金」は、物の価値を可視化しているだけなので、多く持っている人の価値が高いということにはならない。また、本来、人の顔が写っている紙切れと鉄や銅のかたまりに価値はない。 https://t.co/O9bkc4NdEg
— Tosaka Naoya@稼ぎ方改革推進/FP取得中 (@TosakaNaoya) 2018年4月9日
みんなが「お金には価値がある」と思い込んでいる
もともとお金は貝殻や金、銀を使用しており、当時価値があるものを本当に使用していたことがわかっています。
本当に価値のあるお金をさらに使いやすくするために、国が紙幣を印刷して、「お金」として普及させていきました。
そのため、紙幣はただの紙ですが、全員が価値のあるものだと思い込んでいるため、価値を発揮しているのです。
価値があると思い込めば、それが「お金」になる。物と物を交換する時に媒介するツールになる。が、「お金」にたくさんの種類があると、やり取りがややこしくなる。だから、国は法定通貨を造り、全国一律で使える「お金」として普及させた。 https://t.co/rzt6Row34j
— Tosaka Naoya@稼ぎ方改革推進/FP取得中 (@TosakaNaoya) 2018年4月9日
お金は「物と物を交換するためのツール」にすぎない
お金は、自分が欲しいものを手に入れられない「不便さ」を解消するために作られたツールです。あくまで「物と物を交換するためのツール」にすぎないのです。
にもかかわらず、「将来が不安だ」と言ってお金を不必要なまでに貯め込む人が増えています。
欲しい物がないときにお金は必要ないのです。
「お金」の歴史をたどるとわかる。結局、「お金」は物と物を交換する時に媒介するツールでしかない。今もそれは変わらない。だから、貯め込むことに意味はない。「お金」を得る目的は、欲しい物を手に入れるため。欲しい物がない時に「お金」は必要ない。今の社会は不自然なほどに貯め込んでいる。 https://t.co/PKKQcBf005
— Tosaka Naoya@稼ぎ方改革推進/FP取得中 (@TosakaNaoya) 2018年4月9日
欲しい物を手に入れて幸せになるためにお金を使おう
お金は貯めるために存在するものではありません。
幸せな人生を送るために存在するものです。
お金は持っているだけだと幸せになれない。
— プロ複業家とさか@稼ぎ方改革 (@tosaka_prohuku) 2018年7月17日
なぜなら、好きなことややりたいことに没頭している時間が人を幸せにするから。
好きなことややりたいことをやろう。そのためにお金を使おう。
逆に嫌いなことやりたくないことをやめよう。そのためにお金を使おう。
それが幸せにつながるお金の使い方。
これからもお金を貯める目的を見失わないように生きていきたいですね。
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