ライフデザイン(どう生きたいか)によって「お金」の大切さは変わる
ぼくが5歳の時、母はこう言っていた。
「幸せこそ人生に必要なこと」。
学校へ行くと、将来の夢を尋ねられる。
ぼくは「Happy」と書いた。
みんなはちゃんと質問の意味を理解しろという。
だから、彼らに教えてあげたんだ。
「君たちは人生をわかってない」って。
ジョンレノン
将来の夢は「幸せになること(=Happy)」と考えていたジョンレノンは、本質を理解していたのだと思います。
「将来の夢は職業を言うのが普通だ」と考える人は、今ある職業の中からしか自分の将来を選ぶことができないので、幸せになれる可能性は低くなってしまうでしょう。
将来の夢は今ある職業から選ぶ必要はなく、「どう生きたいのか」という視点から将来の夢を考える必要があります。
ライフデザイン(どう生きたいか)が重要
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取ってから「お金」はライフデザイン(どう生きたいか)を叶えるための手段に過ぎない、ということを確信しました。
ライフを構成する要素は「お金」以外にもたくさんあるんですよね。
FPを取ってあらためて確信したけど、「お金」は人生の一部でしかなくて、他にも「人間関係」「やりがい」「健康」「生涯教育」「社会貢献」とか人をハッピーにさせるものがたくさんあるんですよね。
— FP投資家とさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2018年11月22日
だから、どういう人生を生きたいかによって、その人にとっての「お金」の大切さは変わります。
ライフを構成するどの要素を重要視するか
ライフを構成する要素は、大きく4つに分かれます。
フィジカル(物理的要素)
身体の健康や生活環境のことを指しています。
身体の健康は、身体を自由に動かせるとか、病気にならないとか、とても重要な要素になります。
生活環境は、住む家があるとか、食べるものや着るものがあるとか、日常生活を送る上で大切な要素です。
メンタル(精神的要素)
精神的な健康や人間関係のことを指しています。
精神的な健康は、精神疾患にならないとか、生き生きとしているかとか、毎日を楽しむために必要な要素になります。
人間関係は、あえてメンタルの要素に含めており、周りの人と良好な関係を築くことは精神的な健康に影響を与えます。
スピリチュアル(信仰的要素)
あらゆるものへの価値観や生きがいのことを指しています。
恋愛や結婚、人生などへの価値観は、人生を自分らしく生きるために必要ですよね。
生きがいは、自分がやりたいことをやっているときが最も幸福度が高いとも言われるほど、重要な要素になります。
ファイナンシャル(経済的要素)
お金や資産のことを指しています。
言うまでもなく、生きていくためにはお金や資産は必要ですよね。
特にファイナンシャルは、フィジカル・メンタル・スピリチュアルと相互に関連しているため、できるかぎり知識を持っておいた方がよいと言われています。
「お金」はライフを構成する要素の一部でしかない
このようにライフを構成する要素を分解してみると、「お金」は人生の一部でしかないことがわかるかと思います。
例えば、健康的で質素な暮らしができればよく、家族や友人を大切にしながら自分らしく生きていければ、お金は必要最低限でよい、というライフデザインもできるのです。
その場合は、「お金」の大切さはそれほど高くないと言えます。
ご自身のライフデザイン(どう生きたいか)を明確にした上で、それに沿うように「お金」のプランを考えたいですね。
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人生は「好きなことを見つける旅」です。
ライフデザイン(どう生きたいか)を考える上で、自分の好きなことが何かを追求することはとても大切です。
理想の生き方を設定したら、現実の稼ぎ方を近づけていくことが必要です。
ライフデザイン(どう生きたいか)を考える上で、名著「君たちはどう生きるか」を読むことをおすすめします。