「資産」と思い込んでいるその持ち家は実は「負債」かもしれません
金はよい召使いだが、
場合によっては悪い主人でもある
フランシス・ベーコン 哲学家
金を使う側に立てば「金はよい召使い」と言えるが、金に振り回される側に立てば「金は悪い主人」となってしまいます。
特に借金をした場合は、返済に振り回されがちになり、悪い主人に振り回されてしまいます。
実は持ち家は負債!?
一般的には貸借対照表(バランスシート)の資産の部に持ち家は含まれます。
そのため、「資産」だと思い込んでいる方は多いかもしれません。
しかし、考え方によっては「負債」と考えることもできます。
世間一般では資産と思われている持ち家が、金持ち父さんによると負債だと言われます。
— FP投資家リーマンとさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2019年2月2日
たしかに資産価値があるので、貸借対照表には資産の部に書かれますよね。
しかし、実態は住宅ホーンという借金を返済しなければならず、毎年の税金や維持費が垂れ流しになるため、負債と同じなのです。
持ち家も賃貸も毎月お金を支払うのは同じ
たしかに持ち家も賃貸も毎月お金を支払うのは同じです。
持ち家の場合は住宅ローンの毎月の返済額を、賃貸の場合は家賃を、それぞれ支払う必要があります。
同じ金額だった場合は、持ち家も賃貸も同額の支払額になるため、どちらがお得とか損とかはないのかもしれません。
むしろ、「住宅ローンを支払い切れば、持ち家の方がお得じゃないか!」と思う方もいるかもしれません。
しかし、それって本当でしょうか?
持ち家の住宅関連費用は住宅ローンの返済だけじゃない
実際は、持ち家も賃貸も毎月同額の支払いをしていても、持ち家の方がトータルの出費を多いのです。
なぜなら、持ち家は賃貸にない住宅関連費用を支払うからです。
主に固定資産税と住宅維持費用が該当します。
固定資産税は、土地や建物などの固定資産を所有している個人や法人に課せられる税金です。
住宅維持費用は、水道やガス、電気などのライフラインが故障した際にかかる修繕費用を指します。
どちらも賃貸には発生しません。
お金に困ったときにはっきりと違いがわかる
また、お金に困ったときにはっきりと違いを実感します。
持ち家は、たとえお金に困って家に自分が住まなくなっても、住宅ローンを返済し続けなければいけません。
一方で、賃貸は、お金に困っても賃貸契約を解約すれば、家賃を支払う必要はなくなります。
病気や介護、育児などで働けなくなるかもしれないリスクを考えたら、住宅ローンは極めてリスクの高い負債だと認識しておくべきですね。
関連記事です。
家を買う前にわかっておきたい3つのことを書きましたので、よろしければお読みください。
どうしてもマイホームが欲しい方は、2つの条件を守った方がよりお得に生きることができるでしょう。