「持ち家(負債)」と「賃貸(支出)」は支払う費用にも歴然とした差がある
負債を資産だという人が多すぎる。
資産と負債、この2つの違いを知ることがとても大事なんだよ。
『金持ち父さん 貧乏父さん』より引用
私がお金の稼ぎ方のバイブルと思っている『金持ち父さん 貧乏父さん』では、資産と負債の違いを知ることがとても大事だと言っています。
資産は自分のポケットにお金を入れてくれるもので、負債は自分のポケットからお金を出していくものだと金持ち父さんは言います。
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「持ち家(負債)」と「賃貸(支出)」には費用に歴然とした差がある
不動産の営業がよく使う口説き文句の1つに「毎月の家賃を支払うなら、家を買って住宅ローンの支払いに毎月支払った方がお得ですよ」というのがあります。
「たしかにそうかもな」と納得して家を買う前に、住宅ローンの支払い以外に費用がかかることを知っておいて欲しいです。
(※不動産の営業はそんな細かくて自分に不利になるようなことは言いませんよ)
「家を所有する」のと「家をレンタルする」のは、費用に歴然の差があります。
— FP投資家リーマンとさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) February 11, 2019
家を所有する場合は、住宅ローンの返済だけでなく、不動産登記税、固定資産税、管理費、積立修繕費、火災・地震保険、維持費などの費用がかかります。
一方で、家をレンタルする場合は、敷金・礼金、家賃のみです。
家を所有する場合の支払いは?
初期費用を除くと、毎月の「住宅ローンの返済」「管理費・積立修繕費」、毎年の「固定資産税」、10年〜20年に1回の「維持費」がかかります。
たしかに毎月の「住宅ローンの返済」だけなら毎月の家賃と同じくらいかちょっと高いくらいなので、家を買っても良いかもしれません。
しかし、毎年の「固定資産税」と「維持費」は額もそれなりになるため、バカになりません。
家をレンタルする場合の支払いは?
初期費用を除くと、毎月の「家賃」のみで、ほかに住宅関連費用としてかかる費用はありません。
初期費用の敷金・礼金からハウスクリーニング代が出ますし、余れば返ってきます。
家を所有する場合の費用とは歴然とした差があることがわかります。
家を所有したい人はプランニングが大事
家を所有したい人は、総支払額と支払うタイミングを加味した上でプランニングをしましょう。
支払わなければいけないタイミングで支払えるお金がなかったら、誰かから借りるか、借りれなければ破産しなければいけなくなる可能性もあります。
最悪の事態を避けるために、しっかりとプロにプランニングを任せることをおすすめします。
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貸借対照表(バランスシート)上では「資産」となる持ち家ですが、考え方によっては実は「負債」かもしれません。