「家を買って1人前」という価値観に従って、不本意に家を買う必要はない
自分にとって最も重要な
価値観について考えるには、
自分自身の葬儀に
出席したところを想像するといい。
スティーブン・R・コヴィー 『7つの習慣』著者
人生で1番高い買い物と言われるマイホーム。
自分自身の葬儀に出席したとき、「マイホームを買って本当に良かった」と思えるかどうかはとても大事だと思います。
自分の中に違和感がありながら、「家を買って1人前」という価値観に従って、不本意に家を買う必要はないのです。
「家を買って1人前」という呪縛から自分を解放しよう
「家を買って1人前」という価値観は、国が戦後の経済復興を推進するために発信したプロバガンダと言われています。
国民が家を買うために住宅ローンを組み、銀行が住宅ローンで儲けたお金を公共事業を担う会社へ貸し、公共事業を担う会社が儲かる、という経済発展の仕組みを整えるのに一役を担いました。
しかし、2019年現在、家を買うことで経済が発展することはなく、むしろお金に困り、時には貧困に陥いらせてしまうことも実際に起きています。
これらの現象は、「家を買って1人前」という呪縛から自分を解放するタイミングが来ていることを物語っています。
「家を買って1人前」という価値観に従って、借金をしてまで不本意に家を買う必要はありません。
— FP投資家リーマンとさか (@FPtosaka) 2019年2月12日
家を買わなくても1人前になれますし、1人前ってなんだよって感じですし。
有限なお金を何に使うべきか、体裁のために使うべきか、自分や家族のために使うべきか、しっかりと考えたいものです。
有限なお金を何に使うべきかを考える
普通のサラリーマンが一生働いて稼げるお金は、1億円から2億円と言われています。
その有限なお金を自分が幸せになるために使うことが大事だと私は考えています。
人生で1番高い買い物と言われる"マイホーム"を買うなら、自分が幸せになることを確信して買いたいですよね。
もちろん「家族が幸せになることで自分も幸せになれる」と確信されている方は、迷わずマイホームを買ってよいと思います。
一方で、「家を買って1人前」という価値観に縛られて、なんとなくマイホームを買ってしまうのには待ったをかけたくなります。
自分を幸せにするためにお金を使う
価値観や世間体に縛られてお金を使うことは、結果的に自分を不幸にします。
なぜなら、自分の幸せとは無関係なモノにお金を使っているからです。
家族の幸せが自分の幸せなら、惜しみなく家族のためにお金を使いましょう。
自分の趣味の時間が幸せなら、惜しみなく趣味のためにお金を使いましょう。
ボランティアをしている時間が幸せなら、惜しみなくボランティアのためにお金を使いましょう。
「自分を幸せにするためにお金を使う」は、これからの時代の大原則です。
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家を買う前に理解しておきたい3つのポイントをまとめましたので、よろしければお読みください。
家を買うために申し込む住宅ローンという名の「借金」は、あなたの人生をより良くするためにあります。
家を買うなら、あなたの幸せにつながることを確信した上で買ってくださいね。