世直しFPの会 vol.3を開催し、改めてFPにできることを熱く語りました
世直しええじゃないか世直しええじゃないか♪
しがらみのない独立系FPや副業系FPの方々と世直し運動をしたいなあ🤔
— FPとさか (@FPtosaka) 2019年8月11日
既存の金融機関に疑問を持っている人とか、正しい金融知識を広めていきたい人とかで、わちゃわちゃ楽しく世直しじゃ(*´∀`)♪
世直しに共感してくれて、FP3級を持っていれば誰でも参加OK!
そんな悪巧みをしたい😆
8/11にしたツイートがきっかけとなって、本日11/10に世直しFPの会 vol.3 を開催しました!
#世直しFPの会 vol.3を開催しました!
— FPとさか (@FPtosaka) November 10, 2019
参加者は、むっちゃんさん(@mucchan_050812 )、ぽよ太さん(@okometabesugita )、なまずんさん(@gameoftheweak )でした!
「世直し」のためにFPができることは何なのか、改めて考える機会となりました😌
これからブログ記事書きまーす٩( 'ω' )و
※vol.1 の詳細はこちらの記事をご覧ください
※vol.2 の詳細はこちらの記事をご覧ください
ご参加いただいた方々
今回も第2回と同じように少人数だったので、より濃いお話となりました!
なまずん🐠20代インデックス投資🐠編集者4年目 (@gameoftheweak)
ぽよ太😋ひよっ子マネープランナー (@okometabesugita)
むっちゃん〜FPとしてできることを模索中 (@mucchan_050812)
参加者の記事紹介
なまずんさんに感想記事を書いていただきました!
世直しFPの会の目的
第1回、第2回と同じく、参加された方にとって何かしら持ち帰るものがあってほしいなと思い、このような目的で開催しました。
既存の金融機関に対する問題意識や
正しい金融知識の普及における課題を
共有し、解決に向けたヒントを持ち帰る
時間割
第2回と同じく、グループディスカッションのような形式で問題意識や課題感について話した後、私たちにできそうなことをお話ししました。
※やはり今回も意見交換に没頭してしまい、時間があっという間に過ぎてしまいました♪
お話しした内容
今回は銀行に現役で勤められているぽよ太😋ひよっ子マネープランナー (@okometabesugita)、むっちゃん〜FPとしてできることを模索中 (@mucchan_050812)から生々しいお話も聞くことができました!
問題意識①:顧客より銀行の都合が優先されてしまう
顧客主義を掲げながら、
実態は銀行の都合が優先されてしまう現実がある。
「銀行の利益の方が顧客よりも優先されてしまう(利益相反)」
「銀行の商品ありきで相談や提案をしている」
などが代表格。
「資本主義だから仕方ないよね」と言われればそれまでですが、資本主義の限界を感じているのは私だけではないんだなと感じています。
株主に還元するお金を増やすために利益を年々増やしていくのは会社として当たり前のことなのですが、そもそもそこに違和感を感じざる得ないですね。
個人的には"もうそんなにお金を儲けなくてもいいから、本当に顧客のためになることをやれよ!"といった感じです。
問題意識②:評価は収益額、販売額、積立投信の件数と額がメイン
銀行内FPの評価は、収益額、販売額、積立投信の件数と額、
の3つがメイン。
収益額と販売額が評価の対象になっているのは、
保険会社と似ている。
これも「資本主義だから仕方ないよね」と言われればそれまでですが。(ここまで書くと、私が資本主義を大嫌いな人みたいになりますね笑)
会社の利益額は株主と合意して決められ、その利益額を達成するために経営陣が売上額を決め、売上額が各支店に配分されていく構造なので、通常の会社であればこの評価体系は当たり前のことです。
しかし、この評価体系により売上達成圧力が強まると、「この案件は売上にならないから時間をかけない」「この案件は目標の達成がかかっているからわからないように不正をしよう」といった力学が働いてしまうのだと思います。
解決策①:金融庁の「顧客本位の業務運営」に関する公表で雰囲気は変わるか
金融庁が公表しているKPIで「顧客の資産額を増やしたか」
という指標がある。
この動きで世の中の雰囲気も変わっていくのではないかと思う。
金融庁が2017年3月に公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」の確定についてを定着させるために行なっている取組の1つに「顧客本位の業務運営」の取組成果の公表状況があります。
2019年11月の最新のレポートを見ると、「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択し取組方針を採択し公表した金融事業社数は増えており、自主的なKPIを設定したり、共通KPIを公表している金融事業社数も増えています。
量的な拡大が嬉しい一方で、「原則」の解釈が事業社それぞれであったり、「定期的に公表する」と記載しているにも関わらず未公表としていたり、といった原則遵守の質的な改善が望まれる状況となっています。
このような状況なので、定着までにはまだまだ時間と労力がかかるなといった感じですが、向かっている方向は「顧客本位な業務運営」であると思われます。
解決策②:FPのあり方が変わっていくといい
金融商品の特定や費用の違い、
投資信託の過去のチャートを用いたアドバイスはもちろんだが、
たくさんの情報が溢れる中で
顧客が自分に合ったお金との向かい方ができることを目指したい。
一方的に教えるという目線ではなく、
顧客に寄り添ったり、
時には背中を後ろから優しく押してあげたりすることで、
顧客が自分で選択できるように導くことが大切。
現状の銀行内FPは、自社商品を売るためにFPの資格を利用しているように見えます。
しかし、本来は金融商品を売るためにFPがいるのではなく、顧客のライフプラン実現をサポートするためにFPがいます。
決して商品を売ることありきではありません。
そのように考えると、まず顧客はFPの言うことを鵜呑みにするのではなく、他のFPからも意見を聞いたり(セカンドオピニオン)、複数人に体験談を聞いたりすることが大事です。
一方で、FPも専門分野を持つ者同士で横のつながりを持ち、あり方を議論することが大事なのではないか(まさに世直しFPの会でやっているような意見交換が大事なのではないか)、と思います。
そうした取り組みを経て、少しずつFPが本当に顧客本位な相談や提案をすることができるようになるのだと信じます。
持ち帰れたこと
①同じ問題意識を持っているFPの同志がいること
②世直しのやり方は違っても、方向性は同じだと感じられたこと
をあらためて強く感じました。
加えて、今回は3回目という事もあり、同じ問題意識を持つFPの方達の点を繋げて線を大きくしたり、点をたくさん繋いで面を作ったりできるとより大きな動きをつくれるのではないかと思いました。
今後の予定
2点、広報があります。
#世直しFPの会オンライン を毎月定期開催します
zoomを使ったオンラインの場(#世直しFPの会オンライン)を開催予定です!
毎月第3土曜日の午前中(次回は12/21 10:30~12:00)で定期的にやっていけたらいいなと思います。
応募要項や応募方法は追って広報します!
世直しFPのコミュニティを作りたい(予定)
1人だとできないことでも複数人が集まればできることを呼びかけやすくしたり、逆にそれいいねと賛同して手伝いやすくできるコミュニティがあればいいなと思っています。
ただ、こちらは構想段階なので、企画内容が具体的になってきたり、賛同者が増えてきたりしたら、実現へのステップを踏めたらなと考えています。
3回目を開催すると感慨深いですね。
今後もゆる〜く開催していきたいなあと思います^^