お金を浪費しないためにはベースの幸福度を高めることが大事
浪費するのを楽しんだ時間は
浪費された時間ではない。
ハートランド・ラッセル 哲学者
たしかに浪費した時間を楽しめたのなら、それは素晴らしい幸福度の高い時間だと思います。
しかし、強迫的に浪費をしてしまう場合は、お金と時間を浪費していることに他なりません。
ベースの幸福度を高めることが大事
無駄な出費をよくしてしまう人は、瞬間的な幸福度を高めるためにお金を使っているパターンが多いです。
酒やタバコ、ギャンブルは、その類と言えます。
ベースの幸福度が低いために、瞬間的な幸福度を高めようと浪費をしてしまうのであれば、ベースの幸福度を高める工夫が必要です。
ベースの幸福度が高い人は、瞬間の幸福度を高める行動をあまり取りません。
— FP投資家とさか@稼ぎ方改革 (@FPtosaka) 2018年11月10日
一方で、ベースの幸福度が低い人は、瞬間の幸福度を高める行動を頻繁に取ります。
酒やタバコ、ギャンブルがその類です。
いわゆる依存症を引き起こします。
お金を浪費してしまう人は、ベースの幸福度を高めましょう。
おすすめは"セルフポジティブトーク"
ベースの幸福度を高める工夫としておすすめなのが、"セルフポジティブトーク"です。
肯定的な言葉を自分自身に語りかけることを指します。
「大丈夫、私ならできる」「今日は調子がよさそうだ」「楽しそうな表情をしている」などの言葉を、目をつぶりながら、あるいは、鏡を見ながら、自分自身に語りかけるイメージで口に出すのです。
では、なぜそれがベースの幸福度を高めてくれるのでしょうか?
「ワード→ピクチャー→エモーション」理論
最新の認知心理学では、「ワード→ピクチャー→エモーション」という一連の流れが当たり前の理論になりつつあります。
"ワード"とは言葉のことであり、セルフポジティブトークにより発せられる言葉も含まれています。
"ピクチャー"とは情景のことで、"エモーション"は感情のことを指します。
例えば、「昨日のサッカーの試合、逆転勝ちでワクワクしたよね」と友達に言われたとき、人は「サッカーの試合」という言葉によって、自分がテレビでサッカーの試合を見ている情景を思い浮かべ、その情景によってワクワクした気持ちが湧いてくるのです。
人は"言葉"によって影響を受ける
つまり、人は言葉によって情景を思い浮かべ、情景によって感情が湧いてくる生き物なのです。
そして、幸福感を感じるかどうかは、その人が日々聞いている"言葉"によって左右されていると言っても過言ではありません。
ネガティブな"言葉"を聞くと、人は悲しい情景を思い浮かべ、悲しい気持ちになってしまいます。
そのくらい"言葉"は大切なのです。
ベースの幸福度が低いと感じている方は、"セルフポジティブトーク"を意識してみましょう。
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好きなことをしているとき、人は幸福を感じやすくなります。
せっかく生きているのですから、幸福を感じているときがより長くなるようにしたいですよね。
幸福な人生は理想的ですよね。とはいえ、現実はお金を稼ぐために必死です。
年月を重ねるにつれて、理想の生き方と現実の稼ぎ方を重ね合わせていきたいですね。